黒髪の日本髪の後ろ姿、
「すみません」と呼び止めて、
振り向いてくれた姐さんは
びっくり仰天のアメリカ人でした。
二年前にミズーリ州から来日したそうだ。
子供の頃から日本の舞妓さんに憧れて、
日本文化に興味を持ち、
大学時代に一年間日本語の勉強をして、
芸妓になりたくてやってきたという。
さて、姐さんのお名前は君蝶さん。
昨年、快くカメラ撮影を了解してくれた、のぼる姐さん、君宝姐さん、なの葉姐さんが在籍する置屋『由の家』で、修行中ということで、日夜、踊りに三味線にとお稽古に励んでおられるようだ。
昨日は、姐さんと歌舞伎を観た後、お座敷があってその帰り道だった。
ほぼ3日間寝込んでいたので、
カメラを構える腕に力が入らず、ブレるので
何度も撮影させていただくことになってしまいました。
実は、来日間もない頃ということになろうか2015年の12月にもこっそり撮影させていただいていた。
ご本人のご了解が得られる日までと眠らせていたもの。
来日二年とは思えないほど、日本語が流暢で、問題なく会話ができる。
ご本人曰く、「お座敷で客様に日本語を教えていただきながら、勉強している。まだまだ、わからないことがお多くて。」
君蝶さんのインタビュー記事には、「芸者」では就労ビザが下りないため、正式には芸者が名乗れず、お座敷には、通訳としての立会いということで上がるとある。
そもそも昨夜は、お粥だけではどうにも、
元気にならないので、 蘭免ん(らんめん)という創業が江戸時代という老舗のお蕎麦屋に行ったのだ。
八重洲地下から移転してきたらしい。
残念ながら、そばアレルギーとなってしまっているので、
体に優しそうな、大山鶏の親子丼とおでんを食べました。
お蕎麦屋らしく、あっさりした味付けの親子丼と薄味のおでんは、飽きがこない美味しさという感じです。
今日の東京も、まだ寒いようです。
最高気温12度、最低気温2度、晴れ時々曇りの予報です。
美しい芸妓さんに偶然出会えて、
少々気持ちも上向きました。
お互い頑張って参りましょう。
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