日曜日の夜のお出かけは、横浜だった。
ドラキュラの必需品のサングラスを求めて、百貨店へ向かったけれど、着いたら案内嬢が大きなガラスの扉を閉じているところだった。
「今日は、8時半じゃぁなかったですか? 」
「8時半までの営業は、金曜日と昨日土曜日でした。」
筒のような帽子を頭に載せた、案内嬢が涼しい顔で答えた。
続いてジョイナスの眼鏡店に行ったけれど、叶うものはなかった。
ジョイナスといっても、横浜在住の人しかご存知じないのかもしれないけれど、今夜はその説明は割愛しよう。
そのジョイナスは、健康だった15年前には、目を閉じても、どこにどんなお店が入って いるかわかっていたのに、紙のフロアガイドを握りしめて、私は、右往左往した。
案内板はどれもピカピカと光っているのだ。
続いて、もう一つの目的は、お・しょ・く・じ、食事だ。
スタミナをつけるべく、うな重!と決めていたけれど、
狙ったお店は、2900円のお値段でも国産うなぎではないと言う。ご親切に、他の国産鰻のお店を教えてくれた。
それは、昔よく利用した北浜だった。しかし、北浜はまるで熱気球じゃないかと言うような大きな白い灯が、テーブルの上に一つづつ下がっている。
店内は、白く光る熱気球がぽわんぽわんと浮いている感じだ。
肩を落として、ハズレのない一品香へ向かった。
一品香の場所は15年前と変わらなかった。
一品香の灯は、ドラキュラに都合の良い、スポットタイプ点在型だった。やれやれ。
途中で友人と会うかもしれないので臭いを躊躇したけれど、
スタミナを狙って、レバニラと餃子を注文した。
ちなみに、友人とは、メールの行き違いで会えず仕舞いだった。
餃子は、美味しいのは承知しているけれど、
今回初めてのレバニラが痺れるほど旨かった。
もやしシャキシャキ、ニラもぐったりしていなくて、
もやしとニラだけで、ご飯が3杯食べられそうだった。
ニラは葉緑素の塊のようなものだからか、光線過敏の症状が重くなると言うけれど、大好物で私はこればかりはやめられないのだ。
レバーも、しっかり下処理がされて、臭みがなく、味がしみていて、白飯とぴったり合って、夜通しレバニラ、ご飯、レバニラご飯を繰り返し食べ続けたいという思いに駆られた。
熱々で、汗だくなので、レバニラに付いてきたスープは最後にいただいた。断捨離しない人は、過去のいっぱいになっているスタンプカードがお財布から出て来て、500円が引かれて、支払い金額は700円也。
みのやと喜久家で購入しました。
東京では和菓子と言えば虎屋ですが、横浜ではみのやです。
私は、最中も好きですが、豆板餅が特に好物です。
みのやは、この千代紙のような袋も愛らしいのだ。
良人へのお土産は、喜久家のサバランを購入しました。
喜久家の、モカケーキやチョコレートケーキが昔と変わらずのままでなんだか嬉しかった。
私は、モカケーキが好きですが、サバランも美味しかった。
今夜は、横浜在住の方には、今さらで申し訳ないネタでしたが、
我はハマっ子と いう人の中にはサンマーメンを知らない人がいたりしますので、あしからず。
でもやはり、健康だった頃や、亡くなった母との思い出が多すぎて、JRの改札に向かう途中で切なくなってしまった。
横浜に足が向かない理由は、そこにあったかと悟った夜でもありました。
今日の東京の最高気温は26度、最低気温は21度、曇り時々晴れ、湿度は72%の予報です。
皆様も今夜はレバニラでスタミナをつけませんか。
2 件のコメント:
私は生れも育ちの横浜ですが、やっぱりサンマーメンを知りません。
匿名さん
コメントありがとうございます。
サンマーメンは、横浜だけの食べ物ではありませんが、
勿論東京にはありません。
生まれも育ちも横浜で、サンマーメンを知らない人は、
実際どのくらいいるでしょうかね。
私の周囲では、友人に一人しかいませんが。
グログ読者の皆様に問うてみたいですね。
皆様のご意見をお待ちします!
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