ノーマライゼイションが声高に叫ばれた時代もあったけれど、
今、私のような難病患者に世間の風は冷たい。
一人ひとりが、自分が生きることに精一杯で、他人どころではないということもあるだろう。
政治家も、病人は怠慢だから病気になるんだとか、自己責任だとか、ひいては、生産性がないなどと発言する。
生産性がないと記した国会議員は謝罪はすれど、ついに撤回はしなかった。
政治家がこういう発信をすると、世間にはそういう空気がまた作られて行く。
私も難病になってから、数えきれないほど嫌な思いをしている。
つい先日の、日本郵便の「難病だからと言って特別扱いはしない」発言、
それより数ヶ月前には、閉店1時間前の駅ビルで買い物をすませた後、光る電子広告を避けて雨宿りをしていたら、事情を伝えた警備員に、罵倒され、なじられると言うこともあった。
飲食店で灯りの向きを変えて欲しいと頼んで、嫌な顔をされることは日常茶飯事だ。
山本太郎氏の国会、委員会での発言を聞いて、よく勉強しているとは感じていた。
今回、重度の障害がある方が当選を果たして、私も気持ちが随分と明るくなった。
お二人を後押ししてくれる人たちがいたという事だし。
難病患者の治療費や薬代は、上限はあるものの、2割の費用負担を強いられている。
難病認定の書類も、簡素になるどころか提出書類が増えて、それすら負担になっている。
どうにか振い落としたいのだ。
今回当選した船後氏と木村氏は、議員活動も身体に負担となって大変だろうけれど、今この国に大きく吹き荒れる、弱者切り捨ての風を吹き飛ばして欲しいと切に願う。
久しぶりに月が覗きました。
今日の東京の最高気温は31度、最低気温は23度、曇り後晴れの予報です。
暑くなりそうです。水分補給をお忘れなくどうぞ。
0 件のコメント:
コメントを投稿