七夕には、
本来芸事の上達を願うという。
地元のサッカークラブに通う子どもなら、ドリブルの上達とか
という感じだろうか。
私は今回ピアノを上手に弾くことを願うことにした。
随分前から、この願望はあった。
けれど、実現できなかったわけは詰まるところ「断捨離ができない」からだ。
箪笥を1棹捨てれば、実家にある縦ピアノを運び入れるスペースも生まれる。
それは、100年かかってもできないだろう。
先月捨てたものは、2003年9月が賞味期限のバルサミコ酢の小瓶と、チアガールが履くような白い丈の短いスカート1枚だ。
置地廣場 |
縦ピアノよりは小さい電子ピアノは、いろいろな光がピラピラと光る。
ドラキュラは、皮膚はもとより光で瞳がやられてしまうのだ。
それで、ピアノは諦めていた。
そんな中、私は、脳の劣化を日々実感している。
無口という病気の良人が「元々頭が悪いからな。」と一言放った。
秀才が多少脳が劣化しても、並よりはマシかもしれない。
並以下の人間の脳の衰えは、その余力がないと私も思うのだ。
おそらく毎日仕事をしている人の50分の1程度しか脳を使っていないだろう。
鍵盤の数の少ない電子ピアノの点灯する光ならなんとか防御できるのではないかと実際に使っている人から言われた。
音響器材にうるさい良人が、あれこれ調べてコルグの電子ピアノを購入することにした。
稼働ランプは、潰せるのではないかというのが良人の予想だ。
光るランプの対応と置き場所の問題が残ったまま購入を決断した。
小さな電子ピアノを購入して、
脳トレだ。
ショパンが弾けるようになどと大層なことは思っていない。
ゲゲゲの鬼太郎のテーマソング「ゲッゲッゲゲゲのゲー 病気も何にもない」を愉快に歌いながら弾けたら御の字だ。
そして七夕の日も断捨離はゼロに終わった。
電子ピアノを抱き枕のようにして眠ることになるかもしれない。
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