渋谷で、マック赤坂氏を撮影した月曜日の夜は、
恵比寿で途中下車していた。
アトレ恵比寿に、気になるブティックがあったのだ。
恵比寿のアトレは、驚くほど都会的だった。
地元のアトレとは、まるで別世界だ。
実家に帰省中であった、無口という病気の良人は、
日頃、水かお茶しか飲まない。
そんな良人が、「猿田彦のコーヒーなら飲む。 」という猿田彦珈琲の本拠地が恵比寿だ。
恵比寿の後、渋谷に行く予定だったので、
猿田彦珈琲は次回のつもりでいた。
けれど、 気になってアトレ西館1階のお店に行った。
夜とはいえ、ドラキュラは起床後、間もないので、
深煎りの猿田彦ブレンドではなく、それよりは軽い恵比寿ブレンドを注文した。
カードを渡されて、待つこと3分。
猿の腰掛のような椅子に座った。
28歳の私のお尻は、はみ出てしまった。
確かめるように飲んだコーヒーのお味は、
これまで飲んだことのない味だった。
甘い。
そして、さらっとしているのに、味があった。
24時間、360日言葉を発しない良人が、「猿田彦の珈琲は美味しい。」とロボットのように言うのもわかった。
カップアンドソーサーではなく、マグカップなのが、私としては残念だ。
でもたっぷりの量で399円というのは、良心的なお値段だ。
それとスタッフがとても親切で、爽やかな接客だった。
「猿田彦」は既に知名度が高いので、お高い感じのお店、
はっきり言えば感じは悪いであろうと思っていた。
渋谷への時間を気にして店頭での多少ためらいも、
スタッフの優しいお誘いの声で、吹っ飛んだ。
席に着こうとすれば、別のスタッフが、荷物を入れるカゴをさっと運んできてくれた。
無口という病気の良人が、故郷から帰ってきて、
私のゴールデンウィークは回顧する段となりましたが、
皆様におかれましては、存分に楽しんでください。
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