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2016年1月21日木曜日

ドラキュラが見る風景



 この数日、テレビ報道で聞こえてくる、「ビーフカツ」の言葉に食い意地の張ったドラキュラは、問題の深刻さと裏腹に、つい美味しそうだなと反応してしまった。
カレーチェーン店を展開するカレーハウスCoCo壱番屋で、異物混入の恐れがあるとして廃棄処理したはずのビーフカツが流通していた問題だ。廃棄されるはずだったビーフカツは4万枚と大量で、そのうち3万3千枚が廃棄を請け負った産廃業者によって転売されたという。

さらに、この問題は、大手コンビニの商品にも及び、本来廃棄処理されるはずのコンビニ商品が再び流通していた可能性があり、さらに波紋が広がりそうだ。




都会も午前2時を過ぎると、静まり返っている。煌々と灯りがともるのは、コンビニと牛丼チェーンだけだ。
そんな街を、産廃業者のトラックが慌ただしく行き交い始める。
その数は、各コンビニの商品運搬のトラックより、多い。

なぜなら、産廃業者は、コンビニのみならず、居酒屋、カフェとチェーン展開する飲食店の前に、次から次へと留まって廃棄物を引き受けている。
とりわけ大きなトラックは、コンビニだ。
おそらく、回る店舗数が多いからだろう。
そもそも、コンビニは、POSシステムと、需要予測などをもとに、商品の廃棄処理の縮小に努めているはずだ。
         
それでも、生じる廃棄物なのだろうけれど。
缶に液体を引き受けていたトラックは居酒屋を回っていた。
食の安全の問題で、期限切れの材料が、使用されていたのは、中国での製造だった。
今回は、日本国内で起こっている「事件」だ。
廃棄されるはずだったビーフカツを始めとする幾つかの商品は、スーパーで 売られたり、弁当屋に売られたということだ。
廃棄を請け負いながら、廃棄せずに転売する。
それを仕入れた事業者は、そうとは知らなかったのだろうか。
何れにしても、日本の食の安全神話は何処へだ。
3時半には、公園を清掃をする人の姿



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