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2015年5月12日火曜日
ドラキュラにつける薬を
指輪は、今日あっけなく見つかった。
導いてくれたのは、占い師ではなくこのブログだった。
子供の時に買ってもらった、ブローチやらペンダントは未だに全部あるのに、どうして大人になって買ったものを失くしたのだろう。
悶々としながら、 昨日のブログ写真を変えようかと写真を探していて、大橋陶器の小物入れの写真に目が止まった。(ご褒美、二つ)
小さなブーツは上部が開いて、指輪が2つ程度は入るのだった。
そして、ブーツには、ひっそりと2つの指輪が入っていた。
疲れた。
そして恥ずかしい。
どうかドラキュラにつける薬を下さいな。
狂ったように探したり、
記憶なのか、妄想なのか推理なのかわからなくなるまで頭を使ってみたりして。
過去最後の噴火が12世紀から13世紀ごろと言われる箱根の噴火の可能性の話も、台風も、それどころじゃないとう感じだった。
我が噴火活動中だった。
ただ、ブログに綴るだけの、ほんの少しの余裕があったのは、そう高いお品ではなかったからだ。
もし、少々高い物だったら見つかるまでブログはお休みだったろう。
そして、よく当たる占い師を検索したり、金属探知機のレンタル会社を検索したりしていたに違いない。
残念ながら、指輪を失くした深い悲しみと動揺を理解して、慰めてくれる友人はドラキュラにはいない。
「悪いけど、そういう物に興味ないから。」
と言うような友人ばかりだ。
でも、だからブログに綴っちゃって、見っともないことになってしまった。
お騒がせ致しまして、すみません。
輝く物への執着は、子供の頃からだ。
オブラートに包まった立方体の透明なメロン色のゼリーは、宝石に見えてうれしかった。
健康だった時の夢に、定年退職後ニュー新橋ビルでおでん屋を開くことをブログに記したけれど、もう一つには、重くて手が持ち上がらないほど、大きな輝く石がついた指輪をすることだった。
固形石鹸ほどの宝石だ。
夢は夢。
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