そのうち99%の送り主と年賀状だけのやりとりとなっている。
闘病生活10年という長さを痛感する。
何年かがかりで、
迷路を作ってみたなどという変わり種はなく、
それぞれ、パターンはお決まりだ。
干支の人は馬が羊に、山寺の写真の人は毎年どこかの山寺だし、高山植物の写真の人は今年チンングルマ、昨年はコマクサという感じだ。
その中で、気になっている年賀状が二枚ばかりある。
置地廣場於 |
娘の葵が、御三家と言われる高校に入学しました・・・
娘の葵が赤門をくぐりました・・・
娘の葵が研究機関に就職しました・・・
娘の葵が結婚しました。葵は本郷に通っていた時に既に婿殿を見つけていたようです・・・
娘の葵の家に遊びに行ったら、婿殿がお茶を入れてくれました・・・
新年の挨拶とともに毎年、愛妃葵様の成長ぶりが綴られているのだ。勿論手書きではなく、葵嬢とやらのこともプリントだ。私は葵様を存じ上げないし、その先輩から葵様のお話を聞く機会もなかった。
ところが、昨年から突如、自らの血液検査の結果とその解説に変わった。今年は昨年との比較のコメントもあった。「おっさん」の血液検査の結果を新年から語られてもなぁ〜だ。それなら鼻に付く娘自慢の方が良かったような気がしている。
そこで、今年は「お嬢様は次はノーベル賞ですかぁ?」と書いてみた。
その写真は、毎年、揃いにそろって子供ら全員がぽけらっと口を開けているのだ。スナップ写真というわけではなく、年賀状用に子供らをそれなりに集合させて撮影したような感じのものなのだけれど。スタジオで撮ったものという感じの年のも、子供ら全員口が開いたままだった。スタジオも無邪気な子供らしさを尊重したのだろうか。口呼吸を推奨している家なのだろうか。
それとも、この家では、方針として「せーの、ぽけらっ!」で撮影しているのだろうか。
ところが今年届いた年賀状は、写真館で撮影した感じのものだ。スタジオではなく写真館とあえて記したしのは、今年初めて子供ら全員が口を閉じているのだ。
写真館の主に「みなさん、お口は閉じてください。」と言われたのではと推測したりしている。
果たして、来年の子供の口は 「ぽけらっ」か?「忍」か。今から楽しみだ。(登場した名前は仮称です)
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