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2015年1月31日土曜日

となりの患者15

置地廣場於

長い夏休みを経ての出陣の日、受診機が二つだけ並ぶ病棟から入った私は、作動15分前に到着した。
どうしたことか、片方には誰も並んでいない。車椅子が一台だけ受診機の前に置いてあった。 
一方には、5人並んでいるにもかかわらずだ。
こういう場合、何かがあるものだ。しかし、一刻も早く受診して太陽が昇りきらぬ間に帰宅したいドラキュラとしては、背に腹は代えられぬと、誰も並んでいない受診機の前に立った。
その日、幸いパソコン対策用の手製マスク(完全遮光の布をマスクに付けたもの)で顔を覆っていた。それで、受診機の光をプロテクトできるので、前に人がいなくても皮膚を傷めずにすむのだった。サングラスに覆面マスクの姿を自撮りして、友人にメールで送ったりして、時間をつぶしていた。「テロリスト!」なんて返信がきたりして、すっかり気をとられていると、一番のりの車椅子の人がどこから戻ったのか座っていた。メガネをかけたおばあさんだ。人懐こく、大声で話しかけてくる。
「お姉さん、アンタのこと心配してたのよ。どうしているかって。」「入院中一緒だったじゃないの。」
私には覚えが全くないのだ。「私が入院していたのは、ずいぶんと前ですよ。」と答えると「そうだよ3年前だよ。」やはり違う。3年前には入院していないのだ。老婆は今度は隣の列の人に「あと何分?」と聞いている。その隣の列の人にもいろいろ話しかけている。
ほどなく受診機が作動した。老婆は診察券を差し込んでもたついている。終いには、すっくと立ち上がってガチャガチャやって、事がすむと、10キロの重さがある車椅子を難なく抱えてどこかに返しに行った。
目を疑った。
股関節にトラブルがある私なんぞは、10キロの車椅子を持ち上げることはできない。私より軽快な足取りで「どうも、どうも」と周囲の人々に言いながら立ち去った。
車椅子は、場所取りのために病院のものをどこからかもってきて置いたのだ。
 私は心の中でつぶやいた。
『やるな、ババア〜。しかし、全てを許そう、私のことをお姉さんと言ったから。』
熱さとの闘いの後、ようやく帰宅して、シャワーを浴びてふと思った、深い完全遮光の帽子、サングラス、覆面マスクでお姉さんとおばさんの見分けは果たして、つくのだろうか。となりの患者は、真に上手の患者だったのだ。

2015年1月27日火曜日

身体に障る試合


くたばっています。
本当に、身体に障る試合(アジア杯、日本ベスト4に進めず敗退)だった。
枠の外なら、私にも蹴られる。
代表に呼んでくれ。
光線過敏の症状が重い難病患者だけど、
ナイトゲームなら出られるよ。





 
あっ、当方、杖でした。
ドリブル突破ができませぬ。
速攻には貢献できませぬ。
辞退せねばならないか。


2015年1月26日月曜日

出力1割で

黒ぶどう葉茶(カベルネソービニヨン、ピノノワールの葉)

くたばっていまして、出力1割でいきます。
すみません。
写真は、昨年イタリアンのお店でいただいた、黒ぶどう葉茶です。ほんの少し酸味があって、深い味わいだった。
普段、大食、底なしの胃袋も、この数日は何も欲しがらず、あのお茶美味しかったなぁ〜と、横たわって憂いでいます。
 
  過激派組織「イスラム国」によるものと思われる邦人人質事件では、厳しい事態となっているようだ。2人の人質のうち1人は殺害したという画像の信憑性は高いとされ、もう1人については交渉途中だ。全ての日本国民が願うように、無事に解放されることを祈るのみ。殺害したというのは、脅し、誤報であって欲しい。



2015年1月24日土曜日

アジア杯、日本ベスト4に進めず敗退


白いユニフォームのUAEに日本は無惨にも敗れて、
日本のアジア杯は早くも幕を閉じた。
まさか、まさかのベスト8での敗退だ。
連覇なんて、遠い夢だったか。
FIFAランク80位のUAEは、同54位アジア王者の日本を研究し尽くしていた。開始早々前半7分に先制したのはUAEだった。前半はUAEの目論見どおりの運びとなり、後半、日本の怒涛のシュートはどれもこれも枠を捕らえなかった。
武藤選手の右足シュートは枠外、
武藤選手のヘディングは枠外、
柴崎選手の右足シュートは枠外、
長友選手の右足シュートは枠外、
香川選手の右足シュートは阻まれる、
香川選手の左足シュートは枠外、
長谷部選手の左足シュートは枠外
長友選手の 右足シュートは枠外、
長谷部選手のヘディングは枠外、
豊田選手の ヘディングは枠外、
武藤選手の右足シュートは枠外、
長谷部選手のヘディングは枠外、
香川選手の右足シュートは枠外、
本田選手の 左足シュートは枠外、
柴崎選手の右足シュートが枠内
武藤選手の左足シュートは枠外、
香川選手の左足シュートは阻まれる、
長谷部選手の右足シュートは枠外 、
柴崎選手の右足シュートは枠外 、
本田選手の 左足シュートは阻まれる、
柴崎選手の右足シュートは枠外 、
酒井選手の右足シュートは枠外 、
香川選手の右足シュートは枠外、
後半だけのシュート数は、23本、前後半延長戦も含めると35本だった。そして得点したのは1本だけだった。対するUAEのシュート数は、トータルで3本だ。
 後半36分に柴崎選手のゴールでなんとか追いついた日本は、延長戦では得点できずPK戦にもつれて、敗れたのだ。
一度は、望みを繋いでくれた柴崎選手が試合後のインタビューで、「(連覇を狙っていたので)ここで終わってしまうとは思わなかった」と言った。
私もだ。
長友選手は、足を傷めてチームの足を引っ張ったとお詫びと「ワールドカップでも負けて、アジアカップでも力を出せなかった」そして「一人一人の精度を上げていくしかない」と何度となく噛みしめるように訴えた。
私は、枠をはずすのが当たり前のようになっているのは、多くの選手が乱視なのかと思う。
昨日の試合で印象深かったのは、主将長谷部選手だ。PK戦、1番目の本田選手が、大きくふかしてはずした後の、大変なプレッシャーかかるPKを力強く心を込めて決めた長谷部選手の姿。はずした本田選手の肩を抱き、同じくはずした香川選手の肩を抱いた長谷部選手の姿。キャプテン魂を見たようだった。インタビューには、応援してくれた現地観客、日本の観客にひたすら申し訳ないと謝り、ワールドカップ予選に向けては、切り替えではなくまず反省だと言った。
この冬の生きる希望が消え失せたぁ〜

2015年1月23日金曜日

となりの患者14

昨日の通院は完全に出遅れた。
体は重いし、手がこわばって思うように動かない。
連休前に起きた問題の対応に追われて、疲れきってしまってる。
病院に到着すると既に受診機は作動していて、列もない。諦めムードで最初の眼科に向かうと、寒さのせいか思ったより患者は少なかった。
同じ担当医でいつも一番争いをしている竹原さんの姿もない。一番争いといっても、先方は私のことなど眼中になく、勝手に私がライバル視しているのだ。70歳に近い女性で、私と同類の疾患ではないかと思ったりしている。同類というのは、光線過敏の症状がではなく免疫の病気ということだ。この手の病は髪が薄くなるのだ。竹原さんは、昨年11月にもお見かけしなかった。ところが、受付開始から20分ぐらいして、車椅子を押してもらって現れた。そして、大きな声をはりあげている。静かな人だったのに。感じが変わってしまっていた。
 8時過ぎには少なかった患者も、8時半を回ると結構な数になっていた。すると、私の前列の空席には、息子とおぼしき人に連れられた70過ぎの女性がやって来た。しかし、なかなか座らない。「ラララ〜ラララ♪」と歌っている。連れの男性が制止してもきかない。「ラララ〜」手はタクトを振っているようだ。大勢の患者に、観客を連想し、ここがステージと思ったか。なんとか座ったけれど。「ラララ」が続く。そう大きな声ではなく美声で、耳障りではなかった。連れの男性は、困りきっていた。何度も何度も制止している。ご本人は気持ち良さそうだった。『いいのよ、歌って。』私は心の中で思った。人の親には寛容だ。ラララは何の歌か、ドレミの歌の旋律のような時もあった。
ふと、ラララでいいなぁと思った。私だったら、周囲の人々の耳を劈くほどの大声で、みっちゃんの歌を歌ってしまうに違いない。特に「み」に思い切り力を込めて。何故みっちゃんの歌かと言えば、カラオケの十八番などは、結局のところ同席した人の年齢に応じて、受ける曲を選択していると思う。そこに本来の自分はないわけで、素に戻ったとき、伸び伸びと、自分らしく歌えるのは、恐ろしくも「みっちゃんの歌」になるような気がするのだ。
 どうかどうか製薬会社様におかれましては、私が公衆の面前で、みっちゃんの歌をご披露する前に、認知症の進行を遅らせる薬から進行を止める薬を1日も早く開発して欲しい。 切に思った昨日の通院でした。 (登場人物の名前は仮称です)

2015年1月22日木曜日

帰ってきたサンバリア

あと数時間後には、出かけなければならない。
今日は、悲しき通院日だ。
昨日は、雨か雪という予報だったけれど、今日になって曇り、気温は4度となって、光線過敏の症状が重い私の期待はしぼんだ。
減った体重のままなので、スタミナをつけるべく、昨夜はカツ丼を食した。
とっろといい具合だったけれど、問題がまだ二つ残っていること、
深夜に莫大な書類に記名押印する作業があること、本日の通院とで、「気になるコレステロール」をかなぐり捨てて挑んだカツ丼だったのに全く堪能できなかった。
一昨日、光線過敏の症状が重い者にとっては分身のような、完全遮光傘が神戸から修理されて帰ってきた。(とほほの年の瀬)帰ってきたウルトラマンという感じだ。
 送るのに約1500円かかったけれど、修理代と送料合わせて2000円で戻ってきた。新品を購入すればこの大判タイプは約15000円するので、やれやれだ。販売、メンテもするサンバリア100は対応がいつも誠実だから、安心だ。このサンバリアの傘を家の中でも使用しなければならないのが、やはりなんとも辛い。
今日通院で使用するのは、折りたたみの小さめタイプの言わば、ウルトラマンタロウだ。タクシーの乗り降りとタクシー内で広げて窓からの光を防御する。

ちなみにウルトラセブンは、ふりふりがついている、一番のお気に入りのものだ。 いずれもサンバリア100の商品だ。


気温は低いほど有難い。完全遮光の上着がサウナスーツのようだから。雨よ降れ!嵐よこい!気温よ下がれ!
手前勝手ですみません。
皆様も今日1日が無事に過ごせますように!

2015年1月21日水曜日

アジア杯、2対0でヨルダンを制する

ブルーのユニフォームの日本が2得点
アジア杯3戦目の昨日、日本がヨルダンに負ければ、グループリーグ敗退の可能性もある試合だった。
 試合後にインタビューアが「激しい試合となった」と言う言葉どおり、勝ち点がなんとしても欲しいヨルダン選手の当たりは常に強かった。
ヨルダンはFIFA世界ランクは93位で日本の54位より下だけれど、ワールドカップ予選では日本はヨルダンに負けている。
 日本は前半24分に岡崎のシュートのこぼれ玉に本田選手が押し込んで先制した。例によって後半も追加点が奪えない日本だったけれど、後半34分に投入された期待の22歳武藤選手のパスに香川選手が待望のゴールを決め、無失点で試合を終わらせた。
 

これにより、日本はグループリーグ首位通過となった。昨日の試合は、追加点を奪えたことでほっとした。

2015年1月20日火曜日

みっちゃんの歌



良人は、無口だ。
良人をぶっても、たたいても、良人は言葉を発することはない。(無口という病気
そんな良人に今日は、トイレットペーパーを買って帰るようにお願いした。
勿論、返事はない。
良人は、トイレットパーパーを買ってこなかった。
理由を尋ねても、勿論何も答えない。
耐えかねて 、
私は言った。
「どうするの?手で拭くの?」

「そんでもって、食べろとでも言うの!」
良人は全く答えない。
しかし、良人の口元が少し緩んだように見えた。
『みっちゃん、道道 の歌♬』を良人は知っているのだろうか?
温室育ちとは言え、知っているんだな、たぶん。
話がそれるけれど、そもそも、良人にトイレットペーパーを頼んだには訳がある。
患ってからこれまで、食料、日用品のほとんどはパルシステム(生協)から配達してもらっている。トイレットペーパーもそのうちの一つだ。
どういうわけか、昨年の途中にエコの為という理由で、トイレットペーパーの規格を小さくしたのだ。結果、トイレットペーパーホルダーから、どしっと落ちることしばしで、ある朝、落ちたトイレットペーパーの重い塊が、採尿のカップを直撃して、病院に提出する為の尿が見事に飛び散ってしまった。以来、購入は止めたのだ。
 パルシステムのカタログには、同様の苦情が多々届いていると記載されていた。
 商品開発にエコを重視したら、利用面で改悪になったというお粗末ぶりだ。
 答えない良人に代わって、重い足を運んだスーパーマーケットには、ざっと見渡す限り小さな規格のトイレットペーパーなどなかった。
今夜の東京の気温は8度と、寒さは厳しくなかった。良人は、何故トイレットペーパーを買ってこなかったのだろう?
わからないままだ。

2015年1月18日日曜日

トリプルパンチで3キロ減量


昨夜9時の東京の気温は3度、すこぶる風が強かったので寒さが堪えた。
悶々として入ったハンバーガーショップで
頼んだチョコレートケーキに添えられた生クリームが、情けなくぐちゃっとしていた。
私が昼間出向けないことで、解決できない大きな問題が一つ(まっしろ)、その上一昨日にさらに別問題が二つ発生した。
まさに弱り目に祟り目だ。
気がつけば体重が3キロ減っている。
この難病になってから、トラブルが起きるとあっという間に1キロは減るのだ。
このことについて何故だろうと前々から考えていた。一つには、そもそもこの病気自体が悪化の時に体重が落ちるのだ。
二つには、昼間出かけて問題解決を図れない代わりに、普段就眠中の昼間に、手をつくすべくあちこちに電話をして口が渇くまで、声が枯れるまで、お願いすることが、体力を消耗させるからか。
 これは、言葉を普段全く発しない良人(無口という病気)が大デブであることの説明がつく。
今のこの体重で昨年末のプチ同窓会に出席したかった。(ご褒美、二つ
12月の初旬からは5キロ近く体重が落ちたのだ。
隣の少年二人も浮かない顔だ。うち一人は、でれーっとテーブルに顔をうつ伏せてしまった。
こちらも重症のようだ。
「バレンタインにチョコレートもらえそうにないし」とつぶやいた。
28歳の独身OLのお姉さんがあげるよと言ってやりたかったけれど、どうやら意中の女子にもらいたいということらしい。
少年二人は、絶望の淵に立っていると思っているようだけど、
少年の悩みが羨ましかった。
話は戻って、当方の最初の難問は、10年ぶりに連絡をした方が、なんとか力になってくれそうではある。先方の携帯電話番号とメールアドレスが変わっていなかったのは幸いだった。そして10年の時を経て、もう何の役にも立たない難病患者の力になってくれるというのだから、改めてりっぱな人なんだなぁと。
さて、その方が、どうしたことが連絡のやりとりを2日目になって突如、電話からメールに変えてきた。
多忙な方なので、10年ぶりの最初の連絡はメールにしたのだけれど、1日目は電話を何度かいただいた。2日目からは全てメールだ。
社会人になって仕事の悩み相談で、高校時代の同級生に言われた一言がある。
「あんこちゃんさぁ、テンション高いから聞いてて疲れるよ。」
「病気の時が丁度いい感じなんだよね。」
問題が起こるたびに体重がドンと落ちる理由は何か。
力になってくれるという方が、突如コミュニケーションツールをメールに変えた理由は、なんだろうな。



2015年1月17日土曜日

アジア杯、イラクを抑えて勝利

昨日行われた、日本対イラク戦で、ブルーのユニフォームの日本が、新しい黄金世代と言われ、2013年優勝国でもあるイラクに1対0で勝利を収めた。
前半本田選手が得たPKを本田選手が決めた1点だった。
両チームとも終始緊張感がある試合運びとなって、日本はチーム全体での守備意識が強く感じられる一戦だった。
本田選手自身も当然、流れの中で得点したかっただろうけれど、ポスト、バー、ポストとゴールマウスに嫌われた。
勝利できるか案じていたので、まあ、良かった。


遠藤選手、日本最多記録代表150試合おめでとう。150本のガーベラをどうぞ!

2015年1月15日木曜日

アギーレ対応は正しかったか

サッカーファンが懸念してた事態になりそうだ。
バレンシアの裁判所が例のスペインサッカーリーグの八百長問題でアギーレ監督の訴追を受理したとスペイン紙が報じたそうだ。これにより予審判事による審査が始まり事情聴取がなされるそうだ。
アジア杯真っ只中だ。1月末まで試合は続く。
事情聴取が始まれば、指揮への支障は免れない。
これまでの日本サッカー協会の対応は、責任問題に発展するであろう。(あれあれアギーレ
昨年12月の会見で、原専務理事は、現段階で解任 云々という事は、なされる話ではないという感じだった。
開き直ったような高慢な態度は、Jリーグ、ひいては日本代表試合だって観客あってこそという意識が全く欠落しているように見受けられた。
日本代表選手達には、お詫びのメールが届いたという話はあるが、Jリーグの観客動員数が年々減少している状況をどう捉えているのだろう。

2015年1月14日水曜日

まっしろ

頭がまっしろで、意味もなくテレビをつけていたら、偶然ドラマのタイトルも「まっしろ」だった。
セレブ病院を舞台に、ナース版「白い大奥」の物語だそうだ。
主人公の堀北真希さんの可愛さが、本当にこの程度の容姿の看護師さんはいっぱい、いるいる!と思えたし、石黒賢さん演じる、経営本位の医者が自由診療が解禁されれば、やがて金持ちしか医療は受けられなくなるという発言にも、ごもっともと思えて、ついひきこまれた。


膨らむ医療費に厚生労働省の思惑は、自己負担額の増からやがては、全額自己負担という方向だろうと思っている。
さて、頭がまっしろだったのは、やはり対医療機関の問題でもあるのだ。
この二日まるまる家に篭っていた。
休日は、かけあう先もお休みだから、考えても仕方ないと思いつつ、気持ちは重いままだった。
明けた、昨日、ノーという返事だ。
私が昼間出向けないという高い壁がいつものように立ちはだかったのだ。
夕方ならという妥協案だけれど、先方の元に夕方着くためには、昼出だ。10分のタクシー通院連日2日で、失明しそうになるのに、2時間も茹だる完全遮光の防御服を着てどうして行くことができようか。
夕方から、声が枯れるほど、手をつくすべく様々な先に電話で頼み込んだが、今日またどんな答えが返ってくるか?だ。
皆様もお仕事で大変でしょうが、難病患者も大変なんですよ。
お互い頑張りましょう!

2015年1月12日月曜日

アジア杯、日本は前半快調でパレスチナに勝利

ブルーのユニフォームの日本がアジアカップの初戦でまずは一勝した。
オーストラリアで開催された今回のアジア杯、日本は当然ながら連覇 を狙っている。
ニューカッスルスタジアムでFIFA世界ランク54位の日本は、同115位のパレスチナと初戦を闘った。結果は4対0と、パレスチナを無得点で抑えた。
前半は、風速8〜10メートルという強風で、風下から風上のゴールを目指す日本には逆風だった。
空を飛ぶボールが戻されるのだ。
そんな中、開始8分で、グラウンダーのボールでミドルシュートを決めたのは、遠藤選手だった。風を考慮してのグラウンダーだ。
その後、香川選手のシュートに岡崎選手がヘッドでゴールを決め、PKで本田選手が、後半4分には吉田選手がヘッドでそれぞれ決めたのだ。
しかし、後半メンバーチェンジで、ぱっとしなくなったのは事実だ。
後半だって、ゴールの嵐とならねば、
まだ、そのレベルだという事だ。
誰が出ても高いレベルというチームになっていないのだ。
中、2日、3日という連戦に、限られたベストメンバーで勝ち進むことはできない。
この先の戦いは、ラクじゃないと思うよね。
   ちなみに、34歳の遠藤選手がゴールを決めたのは、国際試合で日本代表最年長記録だそうだ。おめでとう!

2015年1月11日日曜日

やけくそ


昨夜は渋谷に繰り出そうと心に秘めていた。
2月になれば、日は延びるし、花粉も飛ぶ。
だから外出は夜と言えども控えなければならない。
私の場合、花粉から、くしゃみ鼻水、やがで喘息、ついには腎臓が炎症するという事態に発展していくのだ。
まあ、この難病自体、腎臓の炎症がつきもので、免疫の病気なものだから、花粉で免疫異常が始まって、ということなのだろうと思っている。

良人はママの元に帰った。
今だ!
もはや日が延びて5時半前には出られない。
陸上選手がスターティングブロックに足を置いたような 体制でいると
電話が鳴った。
極めてやな予感。
よろしくない話だ。
いつもながら、ドラキュラである私が昼間出向けないことで、問題が解決しない。
対応策をあれこれ考える。
時間は過ぎ行く。
でも今夜は譲らない。
自らの幸福を追求する日と決めているのだ。
予定時間を1時間過ぎて、大きな憂鬱を背負って出陣した。
欲しい物は、あるようなないよう
な。でもいつも、何かある。
最終目的は、西村フルーツで、幸せを食らうことだ。
渋谷に到着して驚いたのは、東急プラザが閉館するということ。
果たして、建替えが、5年後の東京五輪に 間に合うのだろうか。惜しまれるファンシーグッツのお店でバスグッツを買った。端的に言えば風呂桶だ。
その後西武に行き、次に東急百貨店で松川のうなぎ、一番お安いのを食して、西村に行った。
メニューの最初に飛び出したるは、特選あまおう苺ホットケーキ 2850円だ。
約3千円だ。
高い!
あまおうは、西友に780円で7個〜8個入りのパックが買えるぞ。
特選あまおうとはいかに?

 パフエェも季節柄、苺のオンパレードだ。シンプルにショートケーキもいいような。
 ミニパフェにミニロールケーキという一挙両得も捨て難い。
メニューブックが進んだり、戻ったり、夜が明けるまで迷うのだろうかという感じになってきた。
憂鬱の種も持参しているものだから、ついに「やけくそ」に なって3000円の特選あまおう苺ホットケーキとコーヒーを注文してしまった。
いつもとは違う、金の紙の上に、金のナイフとフィークが置かれた。
3000円のホットケーキだからか。

主役は、金のお皿にのっかってきた。
金の皿なのは、3000円のホットケーキだからか。
苺は、あまおうにしては小さかった。
特選とは大きさじゃないんだな。
 生クリームは少なめで、生クリームで全てを誤魔化そうというお品ではないようだ。
誠実さを感じた。
ホットケーキの間にも苺が入っていた。
やはり誠実だ。
いつしか3000円たる所以を探そうと必死になっていた。
で、お味は?
特選あまおう、すっぱい!
がっくり。
西友のあまおうの方が大きくて、はるかに甘いぞよ。
ケーキは、甘さがかなり控えめで、苺や生クリーム、苺のソースにはベストマッチだったけれど。
この時、ふと思いついた。
このお代金は、憂鬱をもたらすトラブルメーカーに請求すればいいのではないかと。
そうだ、そうだと気が大きくなって、店内の皆様にご馳走したい気分になるわ、
すっぱい事も水に流す広い心となって、
10分もかからずに、あっと言う間に平らげてしまった。
どうせなら、特製あまおうジュースにパフエェ、あまおうサンドイッチも食らって請求しようと思ったけれど、松川のうなぎも食らっていたので、残念ながらお腹はいっぱいいっぱいだ。
 一番高い、お品にした日に限って、スタンプカードを忘れた。
ところがですよ。
なんと、お会計が、コーヒーと合わせて2350円だった。特選あまおうホットケーキは1980円というレシートだ???
こう言う場合は、無言で去るに限る。しれっと店を後にした。
いちごが特選に至らないお品だったからなのか。
ちょっと拍子抜けだった。
3000円、3000円と食らったホットケーキだったのに。
本日のブログの話題性に欠けるじゃないか。
しかし、すっぱいあまおうで3000円、自腹だったら、恐ろしいほどのクレーマーになっていたに違いないのだ。
スクランブル交差点を3回往復したら、都会に生きることができる喜びを感じられた昨夜でした。