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2022年10月15日土曜日

お願い、椎名林檎さん


悲しくなってしまった。

なかなかヘルプマークへの理解が浸透せずに、困ることが続く日々に。

10月14日の東京新聞の記事だ。

椎名林檎さんの最新アルバムに付属するグッズがヘルプマークに酷似していると言うのだ。
写真を見る限り、本当に似ている。
このヘルプマークの理解が進まないしんどさを、過去にもブログで何度か綴っている。
けれど、その後も悲しい思いは続いている。
 
私は微量の光で皮膚が熱傷になり、眼も傷めてしまう。
太陽光はひとたまりもない。日焼け止め程度ではどうにもならず、夕闇でもじりじりと皮膚が傷み、サングラスでも眼を開けていられない。日中の通院を余儀なくされる時は、特別な完全遮光の上着を着て、
大きな完全遮光の帽子を被り完全遮光の傘をかざしてタクシーに乗り込む。

真っ暗になるまで大学病院内で腰をかけていれば、警備員に不審者扱いされ囲まれる。

夜、雨宿りのために駅ビルで電子掲示板を避けてすみに立っていれば、警備員に不審者扱いをされる。

いずれもヘルプマークを見せて、難病であると説明するもヘルプマークを見る警備員は「なんだそれ?」と理由にならないとばかりに尋問し、挙句に罵倒してくる。

たまにしか乗らない電車で優先席に向かうと、優先席の全員がスマホに夢中で、鞄にぶら下げているヘルプマークに気がつかないのか、知らないのか、座る全員が体の具合が悪いのか。立ちんぼでは、照明に近くて居られない。
声をかけてきてくれたのは、普通席に座る老夫婦だったことがあった。老夫婦は、ヘルプマークを見たからと言ってくれた。
 
 でもこうしたことはヘルプマークを下げてから一度きりだ。
私のように難病を患っていたり、妊娠中であったりする人のいわばSOSのサインとこのように酷似するマークをアクセサリーとする心ないことは止めて欲しい。サインが一層届かなくなってしまうから。

新聞によれば、椎名林檎さんのアルバムの発売元のユニバーサルミュージックは「多くの皆さまからいただいた意見を踏まえ社内で事実確認及び今後の対応について協議を行っている」と回答したそうだ。

ヘルプマークを所持する1人としては、即刻中止と回収をお願いしたい。

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