私は、五輪開会式も見ないことを決めていた。
それは、つぶやきで知った開会式の作曲担当のミュージシャンである小山田圭吾氏が過去に障碍者へのいじめを告白している雑誌記事を読んで決めたのだ。
本人がいじめと告白する内容は、常識的な人が読んだならば、犯罪行為であると認められる内容で、嗚咽するほどに残虐で数日経った今でも心に痛いものが刺さったままだ。
この件について、東京オリパラ組織委員会事務総長の武藤敏郎氏は、本人が十分謝罪し反省しているとして小山田氏を擁護し、開会式作曲担当を辞任させないとしていた。
さらに私が落胆したのは、ある有名芸人のこの件に関する考えだった。大会組織委員会だけでなく、日本人の人権意識が低いと思われても仕方がないと思った。
昨日のテレビ番組で司会を務めるその有名芸人は、やはり小山田氏を擁護し、その言葉は「その時代の価値観と今の時代の価値観がある。その時代の価値観を知りながら評価しないと。今の価値観で断罪してしまうのはちょっと酷い。」
今の価値観だと問題で、昔の価値観なら問題ないと言う発言だ。昔であろうと行われた行為は、犯罪に当たるものだ。昔は認められた価値観だなどと、テレビで最もらしく語る姿に言葉を失った。
先ほど、海外メディアでも問題視され、知的障がい者の権利擁護と政策提言を行う一般社団法人「全国手をつなぐ育成会連合会」も声明を出したことで、促されたか小山田氏本人も辞任を申し出たようだ。
この「手をつなぐ 」と言う組織も広く知られていないかもしれない。多くの人に知ってもらいたい。
2 件のコメント:
もっともなご意見です‼️。
コメントありがとうございます。
手をつなぐは、「オリンピック、そして障害者アスリートの祭典であるパラリンピックの楽曲提供を担当するに相応しいと考えたのか理解に苦しむ」としていますね。
そもそも何年も前から、小山田氏のこの件は問題になっていたことを考えると採用の理由が知りたいですね。
今日、組織委員会の会長の橋本氏は自らに責任があるとしながらも、武藤事務総長は、「任命責任はあるが、我々が一人一人を選んだわけではなかった」と説明したようです。
コメントを投稿