過去 1 週間のページビュー

2021年7月30日金曜日

専門家と行政でちぐはぐな発信


 新型コロナ感染者は日本の各地で拡大している。

東京、沖縄に発出されている緊急事態宣言を、埼玉、千葉、神奈川、大阪にも発出されることとなった。

しかし、首相は相変わらず人流が減少している、65歳以上の感染者数は少ない、新たな治療薬を使用するからと、心配無用、案ずることはないと言っているかのようだ。

東京都もこれに同じで、いたずらに不安を煽るな、第3波とは状況が異なると福祉保健局長が記者団に苦言を呈したと言う。

一方で、専門家は、口々に危機的状況を訴える。

一昨日の国会閉会中審査では、政府の新型コロナ分科会会長の尾身氏が
「人々に危機感が十分に伝わっていない」「医療の逼迫がもう既におき始めている」と言った。
同じ日、厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」でも、これまでに経験したことのない感染拡大とし、東京では感染拡大が続いている一般医療への影響が生じている。通常であれば助かる命も助からない状況になることも強く懸念される。危機感が行政と市民で共有されていないことが最大の問題と指摘した。
 
危機感を煽るな第3波と状況は異なると言う東京都の専門家はどうかと言えば、
昨日、都の新型コロナモニタリング会議は、これまで経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている。大曲貴夫・国際感染症センター長は現在の新規陽性者の増加比が継続することは早急に回避しなければならないと訴えたと言う。

 
 しかし都知事は、病床逼迫も涼しく切った。
一人暮らしの感染者は、お家を一人病床にしてねと、
これもまさに自助だ。 
正確な都知事のお言葉をお伝えすれば、
「特に1人暮らしの方々などは、自宅も、ある種、病床のような形でやっていただくことが、病床の確保にもつながるし、その方の健康の維持にもつながる」
 
熱にうなされ、苦しい呼吸に喘ぐ中、たった一人で飲み物は、食事はどうしろと言うのだろうか?
 
首相の言う、コロナ治療薬にもオチがあって、点滴でないと投与できないものらしい。つまり入院できなけりゃ使えない薬なのだ。ちなみに点滴って、医師が施すと定められている。

0 件のコメント: