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2020年1月4日土曜日

お正月も崎陽軒のお弁当



夕方には目覚めたものの
起き上がれなかった。
「イテッ」腰が痛くて動けない。
ぎっくり腰は、2、3日は安静にというのは本当だったか。
 けれどもう、食べる物もない。
お正月料理は、30日に牛男が取りに行って、
31日の朝には全て平らげてしまった。
そして、牛男も帰省している。
なんとか食品庫にすがりついて立ち上がった。
身体はくの字に曲がったままだ。
元旦の画像に丸まった海老を載せたら、こんなに早く我が身になろうとは。


長い時間をかけて身支度をして、出かけた先は崎陽軒だ。
日頃から杖歩行なので、腰を曲げた格好が杖の姿に馴染んでしまっているのが、悲しくもあり、おかしくもあった。
19時を回って、まだお弁当は残っっているだろうか。
先客が一人、丁度シウマイ弁当を買っているところだった。
ショーケースの上には、シウマイ弁当が5つ、炒飯弁当が1つ、 幕内弁当が1つ、お赤飯弁当が1つ、残っていた。
それを見つけて、どれにしようか?と思った時、
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
並んだお弁当に気を取られて、お馴染みの崎陽軒のスタッフさんが私より先に新年の挨拶をしてくれた。


うっーっと唸り続けて、散々悩んだ挙句、中華弁当にした。
海老チリソース、シウマイ、酢豚、油淋鶏、チンジャオロースー、風味蒲鉾とクラゲと錦糸卵の酢の物が収まっている。
それぞれのプレイヤーがお互いを尊重しているのが中華弁当だ。
 中華弁当というクラブで、忘れてはいけないのが、
ザーサイだ。
名ゴールキーパーと言った感じだ。
ザーサイがいてこそ、それぞれのプレイヤーの個性が一層生かされるのだ。
なんてん

得点を取るだけではダメなのだ。


さて、二つ目の目的は、カフェに行くことだった。
栗きんとんや黒豆もいいけれど、既にケーキが食べたくなっていたのだ。
目指すは、最近女性専用トイレができたドトールだ。
ステイックシューか熊本産和栗のモンブランかラズベリーのミルクレープだ。
栗きんとんとモンブランって大して違いがないな、などと考えながら、そろりそろりと歩みを進めると、ガラス越しにお客さんの数が少ない。
「まさか、」
まさかの時短営業だった。
20時までの営業という貼り紙が貼ってあった。
あと20分足らず。
諦めるしかなかった。


仕方なしに、家で中華弁当を食した後に、牛男がお辞めになった方からいただいたコーヒーを淹れて飲んだ。
可愛いパッケージが開けるのがもったいなかったけれど、
こういうのを大事に置いて、結局いつも賞味期限が過ぎてしまうのだから。
モカブレンドを飲んでみましたが、深煎りで美味しかったです。
腰も痛んで、一度立ったら立ったまま。
何をするのも痛みますが、軽い方なのか、かつてのリウマチの痛みに比べれば、ずっとましです。


皆様もお正月料理の次には、
崎陽軒のお弁当をどうぞ。

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