夜の熱い空気を押しのけるように
聞こえてきた笛の音、太鼓の音。
その音に、今年もときめいて、音を頼りに歩みを進めた。
突如現れたる、熱気と活気、威勢の良い人々が、
力を惜しまず、神輿を担いで、声を上げていた。
溢れる人々のエネルギーって、
感動をくれるものだ。
涼しげな白い法被姿の方。
神輿を見守るように後に歩く、この方からは思いがけず後に団扇をいただいた。
街の顔役だろうか。
いただいた団扇は、
随分と以前に、和菓子屋さんでいただいたものが既に傷んできていた。
その和菓子屋さんも昨年には閉店してしまい、その後は歯科クリニックが開業していた。
とりわけ何人かいた女性の担ぎ手が、
瑞々しく映って、抱える憂鬱を忘れるひと時となりました。
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