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2019年5月15日水曜日

戦争をしないとどうしようもなくないですか、衆院議員発言



 政治家が語れば、それはポリシーだろう。
11日土曜日、日本維新の会に所属していた丸山穂高衆院議員は、北方四島ビザなし交流で訪れていた国後島の宿泊施設で、元島民で訪問団長を務める大塚さんに、北方領土問題に対して「戦争をしないとどうしようもなくないですか」と発言していたことが明らかになった。
一連のやりとりを聞いていると、丸山議員は、発言というより、
団長に戦争という選択肢を迫っている感じだ。
 日本維新の会は、昨日14日火曜に丸山議員を除名処分にした。
けれど、2012年の初当選から維新の会を政治活動の出発点にしている丸山議員は、3期目の議員だ。
この度の、戦争を煽るような発言は執拗になされている。
これは、心底思うところであり本音であろう。
それを、同志である、日本維新の会のメンバーが知らなかったはずはない。むしろ理解していたのでは、と考えるのが自然であろう。
私は、丸山議員が単に青いだけだと、この問題は片付けられない気がしている。
丸山議員は35歳だ。
所属していた政党以外に、この世代、それ以降の世代には、こういった考えを持つ人がいるのではないか、そして、他の国会議員の中にも同様の考え方の議員がいることが否定できなくなった。
単に青いでも、そういった国会議員が勢いづけば、どうなるか想像に難くない。
 ちなみに、丸山議員は、無所属で議員活動を続けることをTwitterで表明した。


 
 丸山氏「団長は、戦争でこの島(国後島)を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」
 元島民「戦争で?」
 丸山氏「ロシアが混乱している時に取り返すのはOKですか?」
 元島民「戦争なんて言葉を使いたくないです」
 丸山氏「でも、取り返せないですね。戦争しないとどうしようもなくないですか」
 元島民「戦争なんぞはしたくありません」「先生、やめてください」
 丸山氏「何をどうしてですか。この島をどうすれば良いですか」
 元島民「それを私に聞かれても困ります。率直に言えば返してもらえれば良いと思います」
 丸山氏「戦争なく?」
 元島民「戦争はすべきでないと思います。早く平和条約を結んで解決してほしいです」
 丸山氏「逆に関係なく平和条約が欲しいんですか」
 元島民「それは政府の方々に任せているわけで、あくまで私たちは交渉をやりやすくする下支えのために交流している。我々の署名運動などを今やめて元島民があきらめたと言われたら大変だから継続してやります」
 丸山氏「取材はするけど何もしない人(マスコミ)に言ってほしい」
(丸山議員と元島民の主なやりとり 毎日新聞デジタルから引用 )

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