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2017年7月26日水曜日

加計問題、閉会中審査で終わりの始まりか



 『今年1月20日』の食い違いから、首相が、過去の国会答弁を修正すると言う信じがたい事態となった。
 首相の腹心の友である加計孝太郎氏が経営する加計学園が特区で獣医学部を新設する問題を巡る、閉会中審査で、24日の衆議院予算委員会に引き続き、昨日の参議院予算委員会でも、首相が加計学園が国家戦略特区の申請事業者であると知った時期が焦点となった。
 今年1月20日は、国家戦略特区諮問会議で加計学園を事業者とすることが正式に決定された日である。
首相は、それ以前に、加計学園が申請者であることは知り得ておらず、首相の友人の経営する加計学園に特別な計らいをなしようがないと言うのが首相の言い分だ。
 しかし、昨日25日の参議院予算委員会で、今年6月の国会答弁で、今治市が申請した2015年6月には、加計学園が申請したことを承知していた旨の答弁をしていたことを野党から指摘された。
首相は、複数回、以前から知り得ていたこと答弁しているが、これらの過去の答弁を修正すると言うのだ。
 また、今回、首相の答弁に危うさが予想されると、首相より先に、大臣がしゃしゃり出て答弁すると言う寸劇のような場面も数回あった。


 24日の衆議院予算委員会では、民進党の大串議員が、首相と加計学園理事長との会食やゴルフの回数の頻度を公表されている限りにおいて明らかにした。
 加計氏とは、学生時代からの友人で、第二次安倍政権発足から14回、ゴルフや会食などをし、獣医学部新設申請の手続きが大詰めを迎える頃には月に2回のペースでゴルフや飲食をともにしている。
 本当に、特区での獣医学部新設の話題は1回も上らなかったたのだろうか。
この食事代やプレー代について首相は、ご馳走することもあれば、ご馳走になったこともあると答弁している。 大串氏は、国家公務員であれば、申請人とそれを許可する側の飲食は、倫理規程違反に当たると改めて指摘した。

 大串議員の発言に、改めて、現政権の『政治』を見る目が、なおざりになってきていることに気がついた。
この件のみならず、異例なことずくめに、もはや麻痺してきている。


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