昨年夏、予てから再三話題になっていた愛知のゴミ屋敷が火事を出した。
このゴミ屋敷は、これまでもボヤ騒動を起こしているけれど、今回は隣家も全半焼となる大惨事となってしまった。
ゴミ屋敷のお話は非常に気になる。
きっと同類だからだろう。
しかし、この手の話は、愛知にとどまらないようだ。
年明け早々、文京区にも、
その後、神奈川の大和にも、
最近、福島の郡山にもゴミ屋敷があることが報道された。
そのうち郡山のゴミ屋敷の主人がインタビューを受けて言った。
「みんな宝なんだ。」
いいことおっしゃるお爺さん!
そうそう、そのとおり。
その言葉、まさに名言だ。
ガラクタでもゴミでもなく
みんな輝く、お宝なのよ。
そうは言っても、括り付けクローゼットも洋服ダンスもぎゅーぎゅーで、湿度が高いドラキュラの家では、ついに虫が湧いたので、先月から泣く泣く断捨離となった。
1着のスーツを捨てて、未練の残る4着が、今、曖昧なポジションにいる。
クローゼットから出して、
袋に入れて、部屋の中だ。
いずれは、玄関に運び、
いつかゴミ置場に連れて行かなければならないだろう、
とは思っている。
ゴミ置場までがカシオペアで行く北海道のように遠い。
泣く泣く捨てたスーツについて語ろう。
シックなグレーのそれは、
学ランのようなスタンドカラーで、
学ランとの相違は、前がボタンではなくジッパーだ。
ジッパーがポケットにもついている。
ツヤが消された、目立たないジッパー、
けれどジッパーのつまみが、ペンダントヘッドのように洒落ていたのだ。
アラベスク柄の透かしで、
取り外して、首から下げようかと思うと捨てられなかった。
このスーツをデザインして、
このシックなスーツには、このジッパーだと
決めた人がいる。
そのジッパーのつまみをデザインした人がいる。
縫製した人もいる。
それぞれの人々の情熱と誠意を思うとただのスーツではなく、
お宝なのだ。
ですからね、
おうちにあるものすべてお宝、
しまっておこう、とっておこうということになるのです。
今日の東京は、最高気温11度、最低気温6度、曇りの予報です。
今日から週末は、すっきりしないお天気のようです。
皆様は断捨離のご予定ありますか?
2 件のコメント:
断捨離は毎日行っています。
匿名さん
コメントありがとうございます。
どうも失礼致しました。
断捨離を毎日なさる方がこの世におられるとは、
ゆめゆめ(努努)思わなかったもので。
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