待宵月は、曇り空で闇夜が早く訪れて荒井裕子さんの銀座での個展に向かうには助けられました。
降り立った有楽町駅前は7時を回ってご覧の人混み。
駅前広場では伊豆小笠原諸島、福島県の物産展が催されていたのです。
人混みをぬって、目指すは伊東屋さん。
コロナで3年ぶりの鑑賞には、荒井さんとお会いすることができました。荒井さんはお変わりなく綺麗でした。
この度もイタリアの風景画、静物画の新作がずらり。荒井さんはコロナ禍にあっても精力的に制作を続けておられます。
こちらも構図にも思わず唸ったお作品です。
毎年カレンダー2種を世に出すので、最低でも24枚、月に2作品は制作しなければならないと改めて伺いました。
それ以外に、この度も美しい小作品が壁にテーブルに置かれていましたから、私のように憂鬱のため息をついている時間も惜しい日々のご様子が伺えます。
水彩の趣と違って、アクリルも郷愁に似た特別な思いに駆られます。
小作品も魅力的なものがいっぱいで、手元に欲しいと思ったものがいくつも。
実は私は、この度の個展鑑賞に向けて体調を整えるのにまる2日要しました。
その甲斐があって3年ぶりにお作品に酔わせてもらうことができました。
しかしながら真っ暗にならないと外出できず、それ故に鑑賞時間が短く、それがとても残念です。
荒井裕子さんの個展は年内12月には京王プラザホテルロビーギャラリーが予定されているようですので、今回鑑賞できなかった方はそちらの方へご来館ください。
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