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2021年11月17日水曜日

メディアが作り出すヒーロー


1日だけの国会議員に文通費が100万円とは、世間の非常識だと投稿した維新の会の新人議員は、ヒーロー扱いとなった。

何を今更。
この件は、幾度となく問題となっている。
それを、メディアがことさらこの指摘を大手柄とばかりに報じている。
 
テレビのニュース番組のベテランキャスターまで、この文通費の何をもって言っているのか「私も知りませんでした。」なんて言うものだから、とぼけているのか本当だったら勉強不足もいいところだ。
 
最近では、参院選広島選挙区での大規模買収事件で有罪判決を受けた 河井案里元議員にもこの文書通信交通滞在費を含む歳費が支払われたことで、今年4月に広島の市民団体が返還の請求を求めて国に訴訟を起こした。ちなみに東京地裁はこれを、裁判所の審判の対象にならないと却下している。

「このはげー」などの暴言でパワハラが問題となった豊田真由子元議員も療養中として3ヶ月国会を休んだ間もこの文通費も支給されて、批判の声が上がった。

その都度、この第二の給与と呼ばれる文通費が、領収書も不要で、報告義務もなく、1日でも1ヶ月分支給されることも、テレビ、新聞などでも解説していた。

 この度、ヒーローのように報じられている議員所属の維新の会について言えば、かつて、文通費を 政党支部等に寄付していることが明るみになり、自らの支援団体に寄付したとする議員の領収書の存在も指摘されている。
こうした慣例について、梅村みずほ議員の文章を見つけましたので、時間のある方はご覧ください。→知ってもらいたい文通費
吉村府知事も在職1日でも、満額の文通費を受け取っていたのではとの指摘を受けてこれを認めた。
身を切る改革とはいかなるものかしら。
 
維新の会があえて仕掛けたのか、メディアが維新の風に乗ってヒーローを作りたくて仕方ないのか。
 
先ごろ行われた衆院選の選挙活動では、住まう東京でも維新は目立った。夜の街頭に立つ、スタッフの数は多く、皆お揃いの派手な蛍光色のジャンパーを着て、のぼりを掲げて。
維新はお金があるんだなぁと率直に思った。
かたや、政党交付金も受け取らない共産党では、ビラを配るのは私服姿の支援者達のようだった。

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