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2021年11月25日木曜日

酉の市を想う


二の酉を逃してしまった。
今年は三の酉はない。
夜しか活動できないドラキュラにとっては、一大イベントの酉の市だ。
落胆が尾を引いている。
 

 

 コロナの世に、来年の酉の市を私は迎えることが果たしてできるかどうか。異物に対して自己免疫が過剰反応する難病を患っているから、ワクチンは打てないし、今や自己免疫疾患を二つも抱えているから、それがどうなるかも知れない。

二の酉を心待ちにしながら、逃したことに気が付いたのは二の酉の明る日だった。
昨年の私の二の酉のブログにアクセスが多々あったからだ。

でも後の祭り、時は0時を回っていたから、既に畳まれた屋台のあとにネズミがちょろちょろ走っているだけに違いなかった。


 

前の晩に、LEDライトが張り巡らされているドラッグストアで防備叶わず、撃沈したのだった。 強烈なライトは、厚いフェルトの帽子を貫通して額を傷め、身体を蝕んだ。
明くる二の酉の晩は、どうにもかったるくて起き上がれなかった。


普段、夜空に月が浮かんでいるなら慰めにもなるけれど、
新月の晩、雲が夜空に蓋をしたような晩や夜空が大泣きしたような雨の晩には、寂しいことに限りがないものだ。


 
 
酉の市は、寒空の下のその賑わいがたまらない。
楽しむ人を見ると、心弾む。
 
今年、屋台で目立ったのは串焼き屋さんだ。
鳥に牛、フランクフルトだってソーセージの串焼きだ。
割る手間もないし、食べ歩きには串が打って付けか。


 

そして屋台と言えば、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、チョコバナナ、お大判焼き、りんご飴だ。


 

 シャーピン、ケバブもしっかり根付いている。
二の酉も一の酉と同じ陣地に それぞれ屋台が設けられたに違いない。

 

昨年は見つけられなかったのか、なかったのか白蛇もいたいた。

 

懐かしいのは、ヨーヨー、ハッカ、金魚すくい。しかし、金魚すくいが見当たらなかった気がするのだ。 
コロナで相次ぐ夏祭りの中止に金魚の養殖場が打撃を受けているとも報じられていたけれど。

 

 
私における酉の市の存在がいかに大きいか、
まざまざと知らされた。
二の酉を逃して、幸せの青い鳥を逃してしまった感じだ。
こんな悲しい気持ちで、新しい年が迎えられるかしらんと思ったりしている。



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