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2020年10月13日火曜日

2人の政治家に見たもの


 昨日NHKの世論調査で管内閣支持率が先月より7ポイント低下したことが明らかになった。依然55%と高い支持率ながら、支持しないが7%上昇して20%となった。
支持する理由として1位は「他の内閣より良さそうだから」で
支持しない理由の1位は「人柄が信用できない」 であった。
日本学術会議の任命拒否の問題では、
菅総理大臣は「法に基づいて適切に対応した結果だ」などと説明していることに、どの程度納得できるかと言う問いに
「大いに納得できる」「ある程度納得できる」を合わせて38%、
「あまり納得できない」「まったく納得できない」を合わせると47%であった。


 日本学術会議推薦の6人について管首相が任命を拒否しながら、
推薦リストを見ていなかったと発言したことで、
では誰がリストから6人を排除したのか?またもや公文書の改ざんかと取りざたされるなど波紋はさらに広がっている。
そのような中で、昨日は加藤官房長官が公文書の改ざん疑惑の火消しに走り、極めて苦しい、聞くに堪えない答弁をした。
「決裁文書に(105人の)名簿を参考資料として添付していた」と説明した上で、(首相は)「詳しくは見ていなかったことを指しているのだろう」と述べたのだ。

 
世論を知ってかしらずか、河野行革大臣は、先週の息巻く勢いが一変した。
先週は「日本学術会議について、予算あるいは機構、定員については、聖域なく例外なく見ることとしているので、その中でしっかり見ていきたい」と力を込めて発言し、潰してしまうことも辞さないような気配さえ感じた。
しかし、昨夜のテレビ番組ニュース23では、
「学問の自由は保障されなくてはいけない」と言い、
 番組アンカーの星氏が「運営や予算に注文はつけるが、研究や提言の中身に口を出すことはない?」 と問うと「それは行革がやることではない」  と静かに答えるに留めていた。
自民党が日本学術会議のあり方についてはプロジェクトチームを設置する方針を明らかにしたからかもしれないが、 河野氏が今後の政治家としての歩みを意識しているように見えた。
 一方で、一昨日の激論クロスファイアでの元法相の山下氏は、日本学術会議への一部誹謗とも取れる批判が酷かった。
山下元法相は、先週の朝生でもコロナ禍で困窮する国民を「かわいそうな人たち」と称していたことにも私は、愕然とした。
石破氏が良く言われる「例えば質問する記者の先に国民がいることをわかっているか」をわかっているかと言いたくなった。



 
 

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