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2019年6月12日水曜日

美容室巡り残酷物語3



 火曜日の夜に美容室のオーナーが来るから話してみて下さいと言われて、雨の中、美容室へ行った。
同じように雨だった、日曜の深夜、
小竹さんと別れた後に、私はある美容室に寄ってみたのだ。
0時近くだというのに、スタッフ2人、1人がもう1人の髪をカットしているところだった。
扉を開けると、2人ともがやってきて、こちらの事情を聞いてくれた。
夜に、灯を避けて、施術して欲しいと言う私の特別な事情を。
スタイリストではなく、アシスタントで良いのだとも私は言った。
店内は、照明の向きを変えられる創りだったし、 スタッフの1人が「ここならどうかしら」と、頭上に照明のないスペースも見つけてくれた。
あとは、オーナー次第だと。
2人のスタッフは親切だったので、私は、期待して雨の夜に繰り出した。
ところが、オーナーの答えは、ノーだった。
40歳をちょっとだけ超えているだろうか、男性オーナーは、
意地悪くと言うふうではなく、
何しろ人手がないのだと言う。
アシスタントすらいないのだと。


男性オーナーは、系列のほかのお店をどうかと言ってくれた。
けれど、そのお店は実はダメだったのだ。
私の美容室巡りは、なんだかんだと今回で4回目になるかもしれない。
勧められたお店は、以前オーナー店長が引き受けてくれたものの、スタッフがブーだったのだ。
初回は、寒い2月の夜に約束の時間に行くと、女性スタッフに外で待ってくれと言われた。立って待っていたけれど10分を過ぎると身体が冷え切ってしまい、仕方なく駅のカフェに身を寄せた。
光に当たれないと伝えていたので、外で待たせるしかないと思ったのかのしれない。
けれど、2回目も、その同じ女性スタッフが、明らかにブーっと嫌な顔をしていた。店長は、直ぐにスタッフ達に上がるように言って、彼女らは帰って行くのだけれど。
店長の施術でもあるので、料金はそれなりに高い。
流石に、私も2回のスタッフの対応に不愉快な思いがしてきたのだ。
場合によっては、「店長疲れているのに、また今夜ドラキュラ女が来るんですか?断れないなら、アタシが何とかしてあ・げ・る」なんて言ってるかもしれない。
女性スタッフは、店長に気があって「アタシは店長のためなら何でもしてあげる。してあげたいの〜」なんてこともある。
私の不愉快な気持ちと妄想は膨らんだのだ。


 一方、先に生じたもう一つの懸案事項は、
先方が思いやりのある対応をしてくれて、解決に向かっている。
こう言うこともあるから、なんとか自分を慰めながら、
今日も生きますよ。
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

福祉訪問美容さんをあたられてみては。
訪問歯科もありますよ。

あんこちゃん さんのコメント...

匿名さん
コメントありがとうございます。
福祉訪問美容の方だとご理解もいただけますね。
実は、長くお世話になった美容師さんで、
婚姻によって遠距離通勤になってしまい施術ができなくなった際に、どうしても他で見つからなければ、昼間訪問でなら対応するからと言っていただきました。
お出でいただけるのは、本来有難い話なのですが、
私がお部屋の片付けや気遣いが負担でして。
お出でいただくまでに私がダウンしそうで。
あと自宅の洗面台が洗髪できるタイプのものではないもので。
悩ましいところです。
いくつか当たってみて、ダメでしたら福祉訪問美容を考えてみますね。