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2017年2月22日水曜日

豊洲問題で百条委員会設置へ



 豊洲市場の移転問題で、今日の都議会定例会で百条委員会の設置が正式に決まる見通しだ。
百条委員会設置については、これまで共産党が強く求めてきたが、民進党系、公明党、に加えここにきて最大会派の自民党も設置を決めたのだ。
東京ガス工場跡地は、ベンゼンが環境基準の43000倍、シアン化合物は860倍という、極めて深刻な汚染土壌であった。
そのような土地に生鮮食品を取り扱う市場を設置するという、常識的には考えられない事業計画の決断が下されたのだ。
当初、東京ガス側も売却に難色を示していたにもかかわらずだ。
難色を示す東京ガスとの交渉は「水面下」で行うこととなり、
そのやりとりの公文書もないという。
何故、このような土地を選んで、
東京ガスとどのような交渉をしたのか、
何故、土壌汚染の対策費を売主である東京ガスではなく東京都側が負担することになったのか、都民として知りたいし、知る権利があろう。
今回の百条委員会の設置を、都議会選挙を睨んだ単なるパフォーマンスに終わらせて欲しくない。
設置時期、質疑内容を十分詰めて、実態を解明してほしい。
今後の都政が断じてこのように運ばれることがないようにだ。
都知事を筆頭に、東京都の幹部が、ただただ、サインをしただけでお勤めを果たしたという慣行を止めてもらいたい。
もっと言えば、何らかの利権が絡むお粗末な都政運営を許してはならない。

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