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2017年2月11日土曜日

ライナー



 一年に一度の定期便になるだろうか。
時折雪が降った昨夜は、
高校の同期生とお江戸で会食した。
3人で会うのは約一年ぶりだ
孤独な病人には有難い会食会なのに、
30分も遅刻してしまった。
会食場所は、日本橋だった。
その前に丸の内の中央郵便局で郵便物を出さなければならなかったのだけれど、なんと50人待ちだったのだ。
さながら大学病院の受診機前の待合だ。
1月6日撮影
あらかじめ調べてみたら、18時以降の取り扱い郵便局は、
八重洲側にはなかったのだ。←ドラキュラの辛いところ。
悔し紛れに、
建て替えられて初めて利用した中央郵便局内の写真を撮った。
 高い天井は昔のまま。
発券機から整理券を取ると164番、呼び出されているのは110番だった。
こんなことが常態化しているのか、撮影スポットがあった。

日本橋コレドにある魚新で、
コースを食した。
いつも天丼を食べているお店だ。
元々、鮮魚店だったこともあって、前菜に並んだ海老もぶりも、
お造りのマグロや鯛も美味しかった。
3人は高校時代は同級になったこともなく、
話しをしたこともなかったけれど、
大学時代の一時をその他数名と地元で
よくつるんでいた。
学生時代って本当に時間がたんまりあったのだな。
昨夜は、物静かで、昔からあまり喋らないI君が
趣味の話題を中心に色々聞かせてくれた。
湘南に住むI君は、
毎週末はテニス、
月に一回のペースで相模湾に釣りに出ているというのだ。
テニスは、フェデラーと錦織選手の大フェンで、
観戦のために全試合中継のテレビ契約もしたという。
海老、鱚、茄子
並んだキスの天ぷらに、
「冬にキスとは珍しい。」
キスは春から夏にかけての魚だとI君が教えてくれた。
釣りの魅力の一つは、
獲れる魚が季節によって違うことだそうだ。
黒ムツ、イナダ、ハナ鯛がキラキラ輝く写真を見せてくれた。
捌いて、お酒と楽しむのが至福の時のようだ。
鯖に至っては、しめ加減があるので、自ら造るそうだ。
外側だけを酢でしめて、中は生という絶妙な塩梅がいいらしい。
私は、残念ながら、鯖については2001年9月11日に突如アレルギーになって食せなくなったので、
味わうことができなくなっているのだ。
 寒風吹きすさぶ冬の海原で釣り糸を垂れて
じっと耐えている時、
「俺は狂ってるな。」と思うそうだ。
I君は、ゴルフクラブを揃えて並べて喜んでいるのかとばかり思っていたけれど、揃えているのは釣竿とテニスラケットだった。
牡蠣、ふきのとう、銀杏、穴子

天ぷら第二弾は、牡蠣の味が濃くてとりわけ絶品だった。
一方、K君は普段帰宅が深夜で、
週末は自宅でひたすら飲んでいるらしい。
二人の話を聞いていてふと思った、
二人には悩みが一つもないのではないかと。
「あるさ!、仕事」と同時に言った。
そして、まずは通勤苦だと。
二人ともチベットと呼ばれる故郷に居を構えていない。
I君は、湘南ライナーで通勤だ。
K君は、それより手前だから、グリーン券を買うのを躊躇してしまうという。
グリーン券を買っても立ちんぼだからと。
 悪しき習慣か、毎日読む日経の記事を思い出して、
I君に、最近、アチコチの設備の建て替え時期を迎えていると書いてあったことを尋ねると、
「住民説明会が大変なのよ。」と仕事の苦労話しもしてくれた。
 
 日本酒を飲みながら、I君が饒舌だったのは、
今日から休日前だからか。
わさびが蓋に
締めに、天茶漬けを食べた。
あっさり美味しくいただけた。
東京駅まで、風が冷たくぶつかって来て、
骨身にしみる寒さだった。
コレド日本橋の北にある巨大なビルのオフィスで働くK君、
新橋で働くI君だけれど、
この春からI君までも この近くのオフィスに変わるという。
コレド日本橋を挟んで、二人は働くことになるのだ。
2015年1月2日撮影
 平日、ランチやアフターで会う暇はないだろうけれど、
週末は、きっと一緒に飲むことが多くなるのだろう。
湘南までの通勤距離は長いけれど、
お江戸のオフィスビルで働くライナー組が心底羨ましく思う夜でした。
祝日土曜のお江戸のお天気は、
晴れ時々曇り、最高気温9度、最低気温マイナス2度と
今日もまた寒い日となりそうです。
皆様は、何をしてお過ごしでしょうか。




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