過去 1 週間のページビュー

2017年2月15日水曜日

絶望のち、曇り3



先週の今頃は、
錯乱状態だった。
絶叫して、号泣して、
まさに爆発した。
28歳からさらに20も若返って、
八つの子供のように「お母さ〜ん」と叫んだりもした。
病院に結果を聞きに行くのがどうにも怖かったのだ。
それより前は、
音楽を聴き続けた。
しかし、音楽を聴くのも実は容易ではない。
ステレオの稼働ランプの光で、皮膚がやられてしまうのだ。
完全遮光布でアンプをすっぽり覆わなければならない。
小さな布を当てただけでは、小さくとも強い光が漏れきて、
強烈な痒みと炎症で、酷い痕になってしまうのだ。
すっぽり完全遮光布で覆えば、当然ながらリモコンは効かない。
スイッチを入れたり、CDを変えるのがどうにも面倒だ。
ますます絶望した後、
スマホでアマゾンの無料配信を聴くことにした。


暮れに勧められた、アールクルーは、あまり心が動かなかったので、やはりクラッシックだ。
食事中も、入浴中も、寝る前も、家の中にいる間中ずっと聞き続けていると、それも飽きてきた。
そんな時に、 澄んだ青少年の合唱が妙に心に優しく響いた。
すると高校時代の合唱祭を思い出した。
あれあれ何を歌ったか?合唱祭 は一年に一度の全校の恒例行事だった。よく歌われていた曲は覚えているけれど、果たして自分は何を歌ったか。
個性豊かでバラバラな同級生を必死にまとめていた指揮者のことは覚えているのだけれど。
同級生数人にメールで尋ねてみると、
合唱祭などなかったという者あり、
課題曲をなんとか思い出した者あり、
自由曲を思い出した!という者があったけれど、
そのエピソードは結局、作話か妄想か?という程度のもので、
皆んな記憶装置がどうかしてしまっていて分からず仕舞いだ。
自由曲を思い出したというのは、H子で、
曲名は「海の詩 海はなかった」、
選曲に至った理由は、「Aちゃんが強く推薦して決まった。歌詞に、ふたりで浜辺に砂の山を作ったというフレーズがあり、彼との思い出があるのだなと思った。」と言うのだ。
ところがAちゃんは、「高校時代に彼氏はいません。」海はなかったに思い入れもないようで、歌ったのは「モルダウだと思う。」と言うのだ。
誰もが確かに覚えているのは、私と同様、頑張っていた指揮者の男子のことだった。
皆んな、忙しく働いていてお疲れのところ、 申し訳なかったけれど、合唱曲や指揮者、伴奏者のことを思い出すことに夢中になって、この時は気が紛れた。
(皆んなお忙しい中、ありがとうね。)
迎えた当日、
朝のゴーちゃん占いでは、
ブログネタにしなさいとばかりに「最下位」で、
真面目に行くのは止めようとも思った。
仕方なく、イメージトレーニングをしてみた。
病院に着けばまずは、また採血だ。
かれこれ10年採血してもらっている、小野さん(仮名)に
「今日は、 怖い前回の採血の結果を聞かなければならなくて・・・」
小野さんに、愚痴を言うつもりで行けばいいのだと、決心した。
本当に、小野さんに告白すると「今日、一人で来れたの?」
と言われた。
誰かに、付き添ってもらう手はあったのだ。
でも、誰もかれもが働いている。


今だに疲れが取れません。
おかげで、がっくり歳をとってしまった感じです。
今日の東京の最高気温は12度、最低気温は2度、
晴れの予報です。
少し、寒さが緩むようです。
皆さまには、はつらつとお過ごしくださいませ。




0 件のコメント: