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2017年2月21日火曜日

かみふらのポークの豚丼



いいのか。
いいのだな。
脂がきらめく豚を食べた。
食事にありつくことができたのは0時だった。
昨日は、強風の予報だったけれど、
外出時の夕方6時には、強風と共に本降りの雨だった。
半年ぶりに、ようやく髪を切りに行った。
夜に、灯を最小限にして、
しかも28歳独身OLに仕上げてくれる美容室は、
近くにはないのだ。
電車に乗って自由が丘まで行かなければならない。
こんなわがままを聞き入れてもらっているのに、
まさかドタキャンはできない。
びしょ濡れのオフィス帰りの人々に混じって、
運ぶ足は重かった。
道すがら、洪水で、難儀をしているであろう
カリフォルニアに住むS子を思えば、
大したことはないのだからと
自らに言い聞かせた。
かみふらのポークの豚丼膳 栗かにの鉄砲汁付き

良人が一昨夜、唐突に「カリフォルニアは大洪水だ。大丈夫か?」
と言う。
良人は同地に住むS子を心配しているのだ。
『S子は、私の良き理解者のようだ』と良人は判断したに違いない。
とりあえず、良人に言われるがまま、調べもせずに、S子にメールをした。
数時間後、届いたメールには、
コミュニティの木の多くが倒れて道を塞いでしまったが、洪水の被害はないこと。ダムが壊れ、道路に穴が空き、実に脆弱なインフラだと記されていた。
日本では、トランプ大統領に関する報道は、連日洪水のように流れているけれど、
この洪水の件は、少なくともテレビでは報道されていなかった。
既に今月12日には、オロビル湖ダムの決壊の危機にあったようだ。
道が塞がっているとあらば、食料は調達できまい。
何を食べているのだろう?
想定より厚かった豚肉を食べながら申し訳ないなと思った。
S子のメールにはそこまでのことは記されていない。
冷凍庫の備蓄がどうたらとか、書いても仕方がないと思っているのだ。
まして「風船に、うちにあるクラッカーつけて飛ばそうか?」などと言いだしかねない女に、詳細を記せば、疲れるだけだと承知している。
美容室では、
何度となく船を漕いでしまった。
以前、通勤電車で、たまに座れた時にやっていたように。
22時半には、仕上げてもらったのに、電車が遅延していた。
それでも、土砂降りだった雨は止んで、嘘のように道路が乾いていたので、それだけはやれやれだった。
ようやくたどり着いたジョナサンで、
季節の新メニュー北海道が育てた美味しさ、かみふらのポークの豚丼膳 栗かにの鉄砲汁付きを食べた。


まるで定山渓温泉にじっと浸かっているかのような、
栗がにの出汁が効いて美味しく、
冷え切った身体に染み渡った。
出汁だけのつもりが、カニ味噌が見えたので、
28歳の恥じらいもなく、貪りついてしまった。
お丼ぶりからお肉がでれっと垂れているのもマニュアルにある演出だろうか。
コテコテ大好き人間の心を鷲掴みにされた。
その、かみふらのポークの豚丼は、見た目どおり、
お肉が柔らかく、
甘辛味のがっつり系で、
大食漢も満足できる味とボリュームでした。
雨の名残は、
水たまりと、
24時間スーパーマーケットの「雨でエスカレーターが大変滑りやすくなっております。ご注意ください。」
のインフォメーションと、売り場に出されたままの傘だけでした。 
今日の東京の最高気温は10度、最低気温は6度、晴れの予報です。
毎日、疲れることばかりですが、なんとかやっていきましょう。



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