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2015年12月28日月曜日

嫁はドラキュラ

芝神明榮太郎 打ち菓子

義母を昼間どこぞに連れて行くことはできない。
嫁に生気が戻る晩の8時には、義母は床に就く。
ドラキュラ嫁の爆睡中に、良人がホテルに迎えに行き、お江戸へ出かけたようだ。
何せ良人は無口という病気だから、予定についても語らなかった。
日本橋三越、日本橋高島屋、芝増上寺に行ったらしい。
夜一緒に食事をして、無口ではない義母が語ってくれた。義母は、嫁以上にデパート大好き人間なのだ。
打ち菓子は、増上寺の裏にある芝榮太棲のお品だ。
原材料は和三盆と澱粉とある。

義母はお友達のお土産にと購入したそうだ。
干菓子は、数々あれど葵のものはないし、16センチ×10センチのコンパクトサイズだから、お土産には最適だ。
いただいたら、フツー。
(義母がネットを見ることは、有りえない。)
良人は100キロ超の大デブだけれど、義母は風で吹き飛ばされそうなほど小さくて痩せている。
従って義母は少食だ。
いつもの日本海庄やでお食事。日曜なので、サラリーパーソンの宴会はないはずが、個室は結構埋まっていた。
女将がいつもありがとうございますと深々挨拶してくれて、ドラキュラ嫁が食事を作らないことが、今更ながらに明らかになってしまった。







義母は、お刺身3切れとご飯を少々食したのみ。
承知していたけれど、信じ難い小食だ。
義母と会うのは3年ぶりか?
ドラキュラ嫁が訪ねることができるのは、日の入り時刻の早い冬だけだ。夜の7時に到着すれば、義母は、お風呂に入ってお眠の時刻なのだ。
ドラキュラになってから2回ほど訪ねたことがあったけれど、30分ほどで退散だ。
今回は、義母が高齢につき、会える時に会っておきたいから自ら出向くと言ったそうだ。






ダイエット中のドラキュラにつられて、大デブの良人も若干食事の量が減って、焼きそばはテイクアウトとした。
いつもは、
ドラキュラ嫁が次から次へと平らげると、
無口という病気の良人も、負けじと食べる。
『稼ぎのないドラキュラが食べるなら、稼いでいる我はそれ以上に食べる権利があるはずだ』と言わんばかりだ。そうして、食べることが終わらないのだ。
ところがドラキュラが小同窓会での見栄のため、ダイエット中で、少々控えめなので、良人も競わなくなったという感じだ。
でも、日本橋三越の宮越屋珈琲で食べた1000円のトーストがすこぶる美味しかった話を聞いたら、心底羨ましかった。冬でもデパート館内の喫茶店(ラストオーダー6時半)には、永遠に行けないドラキュラだ。

義母は、相変わらずドラキュラ嫁にイヤミ一つ言わず、
「ブス顔をいつかネットで公開する」と良人に脅されていると言うと、大きなハゲを撮って公開しなさいと言ってくれた。
でも、良く考えるとハゲだけ公開しても、誰だかわからない〜。

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