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2023年1月28日土曜日

春節

何仙姑かせんこ


中国では22日日曜日が春節で、21日から27日まで連休のようです。

先日中国の八仙人の置物の写真を撮ることができましたので、
今夜は中国にちなんでそれをお届けします。 
張果老ちょうかろう

八仙の中で唯一の女性は何仙姑。様々な説があるそうですが、一つには、ある時、夢の中で神仙から「雲母の粉を食べると体が軽くなって不死身になれますよ」というお告げを受け、山へ行って雲母の粉を食して仙術を授かったという話も。
 
張果老は、老人を象徴する仙人で飲まず食わずで長時間過ごすことができる丈夫な身体を持ち、美酒を嗜み、折りたたみ式のロバと共に一日に数万里も旅をしたと言われているそうです。
韓湘子かんしょうし
  
 
韓湘子、元々は唐代の文豪・韓愈の甥で、酒に浸り放蕩していましたが、数年後にぼろをまとった姿で家に戻ったとき、仙術を操るようになっていたそうです。
 
漢鍾離かんしょうり

曹国舅そうこっきゅう
 
持っているものが雲陽板と言われる道具だといたら、こちらが曹国舅ではないかと思います。元は貴族でしたが、贅沢な暮らしや権力に興味がなく、姉の権力を笠に傍若無人に振る舞う弟を止める術もなく、世をはかなみ仙人へ。
李鉄拐りてっかい

瓢箪を持つのは李鉄拐。魂を離れて老子に会いに行く間に弟子に肉体を見守るように、7日しても魂が戻らねば肉体を焼くように言いつけます。弟子の母親が6日目に重篤となり、弟子は李鉄拐の肉体を焼いて母の元へ行ってしまった。しかし、魂だけとなった李鉄拐は足の不自由な物乞いの死体を借りて蘇ったそうです。

藍采和らんさいわ
 

 藍采和は、猛暑でも汗をかかず、冬でも雪の中で単衣姿、吐く息は白くならず雪の中で寝ても湯気が立ったそうです。大きな拍子板でリズムを取って仙道の教えを音楽にのせて町中を歩いたそうです。
 

呂洞賓りょとうひん

呂洞賓の師は漢鍾離で、若くして科挙に推薦された秀才。病人や貧しい人を助けたそうです。


 
日本は中国との対話の道を大事にして欲しいと思う日々です。

昨夜は東京も大きな牡丹雪がどんどん風に流されて落ちて来ました。
今日の東京は晴れ時々曇りのようで、最高気温は8度、最低気温は2度の予報です。

日本は寒い毎日ですが、皆様におかれましては良い週末となりますように。

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