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2020年8月5日水曜日

マックにて



えっちら、おっちらとやって来た私を見つけて、
スタッフのお姉さんが、カウンターの中に急いで戻った。
「Sアイスコーヒーお姉さんだ!」と思ったかどうかはわからない。
けれどわかっていてくれているようで、ミルクやガムシロが要るかどうかは尋ねて来ない。
そしていつものように笑顔で「有難うございました。」と言ってアイスコーヒーを渡してくれる。
私は、有難うの言葉を噛み締めて、しみじみ嬉しい、やっぱりマックだと思う。


通うマックがしばらく休業になってしまった。
心が干からびてしまうじゃないか。
私は、再びの悲しみに暮れた。
あれこれ考えを巡らせたら、商業施設の上の階にオープンスペースのあるお店が以前のように9時まで営業 していることに思い当たった。
オープンスペースの前を多くの人が行き交うこともない。
コロナリスクが少ない空間じゃないか!
サンパラソル

5ヶ月ぶりの入店。
最初の2晩は、良かった。
「いらっしゃいませ」と心からの言葉に、お手拭きまでつけてくれた。
アイスコーヒー319円。
ところが、日を追うごとに、スタッフは無愛想になっていった。
他の客はいつも2人ぐらいが調理されたとあるパンを食べていた。ここでは、とあるパンとしか言えない。
アイスコーヒーだけと言うのは私だけだった。
ついにスタッフの「いらっしゃいませ」がなくなって、
私は、なんだか肩身が狭くなって、心の中でアイスコーヒーだけですみませんと呟いていた。
もう行くの止めようと思った時に、マックが再開してくれたのだ。
 一杯100円のアイスコーヒーを笑顔で渡してくれるのは、
きっと世界中でマックだけなんだな 。




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