グルテンフリーのおやつをじゃんじゃん紹介していこうと思って、写真は撮り溜めておいた。
そんな中の一つ花園饅頭のぬれ甘納豆だ。
ところが、甘味好きに知られた花園饅頭が、今月に入って事実上倒産してしまったと言う。
がっくりだ。
甘さ控えめのぬれ甘納豆は、美味なのは言うまでもなく、
上品さがたまらないお品だった。
もっと早くPRすれば良かった。
こちらの一口サイズの羊羹は2016年にはローソンで買うことができた。北海道産小豆が原料で、これまた甘さ控えめで美味しかった。
わざわざ百貨店に行く必要もなく、お手軽に入手できて、買い続けていたけれど、昨年には、ローソンの棚には、別のメーカーの羊羹が並んだ。
私は、花園饅頭の方が美味しいと思う。
この羊羹の箱に記されているように花園饅頭の創業は天保5年、1834年の老舗だ。
一昨年2016年にはチロリアンで知られる千鳥屋総本家(本社東京)も倒産した。千鳥屋総本家は、その後別会社に事業が譲渡され、「チロリアンホルン」「隅田川」「薄露」も存在している。
いわゆる和菓子を扱う会社の経営環境は厳しいだろう。
華やかな洋菓子に比べれば、和菓子は地味だし。
けれど、スィーツとして和菓子はグルテンフリーの代表格だ。
もっと和菓子が見直されると良いのだけれど。
花園饅頭は、創業から184年の歴史に幕を閉じるのか。
せめて、事業が承継されて、ぬれ甘納豆や羊羹の味が守られていくことを心から願う。
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