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2017年9月28日木曜日

過剰演出の希望の党結成会見



「しがらみのない政治」と言われれば、
首相の顔が浮かび、悪代官の面立ちの与党の重鎮らの顔が浮かび、もうたくさんだよと思う。
「日本をリセットする」と言われれば、
クリーンな世の中に生まれ変わるのかと思う。
そして、リセットするのは、「私、小池百合子」と聞いて取れた。
案の定、夜になって、都政は投げ出して、自ら衆議院選に出馬する方向らしい。
今朝の希望の党の結成会見は、
ともかく演出が過剰だった。
押し寄せた報道陣と
並んだインパクトの薄い男性党員をじっと待たせて、
間合いをたっぷりとって代表が登場した。
スクリーンには、1ヶ月も前には制作されていたという動画が映し出された。
緑のスーツに白いハイヒールの女が
「カツ・カツ・カツ・・・」靴音高く現れて扉を開ける動画だ。
本物の小池氏の会見は、お得意の滑らかな喋りだった。
でもそもそも、寛容な改革保守政党ってなんだかよくわからない。
あっぱれなのは、『希望の党』という 党名を今年の2月に商標出願していたことだ。
ここまでのシナリオを既に年初に書いていたのだ。
そして、民進党も呑まれゆくことになるようだ。
連合の会長も、一強政治に終止符を打つために理念政策で共有できるところは、少しでも大きな塊になるべきだと支持した。


民進党の前原代表の示した希望の党との合流とは、
民進党に在籍しながらも、希望の党の公認候補として擁立し、
選挙後に衆参両院で民進党議員は希望の党に移るということのようだ。
民進党は、希望の党に呑み込まれて、緑に変わって行くのか。
希望の党自体がわかりにくい。
原発ゼロ、しがらみ断ち切り以外は自民党との差がよくわからない。
そこに自由党や民進党も包まるというのだから。
わかったことは、都政がやはり踏み台だったということだ。

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