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2015年10月9日金曜日

自由美術展へ



通院後、くたばってしまいました。
内耳の激痛で。
続けての通院は無理なのだと痛感した次第です。

そんな状況下、中学時代の恩師が六本木の国立新美術館で開催される自由美術展に出展するとのことで、予てから介護タクシーを予約していました。抗生物質を服用して完全遮光の通院体制で閉館ギリギリに滑り込み、恩師との数十年ぶりの再会を果たしたのです。
自称28歳なのに数十年ぶりって、前世に教わっていたということ?
恩師は当時まさに28歳で、今もほとんど変わらず、
教え子の方が杖付いていて、老け込んでいる不気味なツーショットになってしまった。
折しも、ノーベル賞受賞者の恩師がテレビに映ったりしているというのに、教え子はドラキュラになりましたというのは、いただけないお話だ。
恩師が創作するブロンズ像の人物は、気張りがなく、トガりもなく、穏やかで、伸びやかな少女や裸婦だ。
今回の「ジーンズの女」も、高い椅子に軽く腰をかけた女性が右足を横に伸ばし、左足を椅子の下に構え、身体が傾斜している大きなポーズながら、癖のない素直な作品でした。
どんな時もヒステリックにはならなかった恩師の人柄が表れているから不思議だ。
様々な思い出話しが止まらず、恩師がお変わりないので、すっかり14歳の少女の時の気分に戻った。
そして、お別れは午後10時半に。
15年ぶりの六本木、
変わらないのは、タクシーのヘッドライトの連なりだけ、
アマンドの外装もすっかり変わり、
あわあわ〜
お上りさん丸出し。

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