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2015年10月22日木曜日

秋の夜長


つけ麺のお汁に
宇宙を思い
心に誓った
今夜は見るぞ
流星を
3時6分まで、
首の痛みをこらえて見上げ続けたけれど
叶わなかった。
なんだか、ますます落ち込んだなぁ。
0時を回っても
どこもかしこも
チカチカ明るくて
濃紺の空なんかありゃせんで、マックで一息。

終電が過ぎた駅の改札口では、なにやら作業開始だ。

再び闇夜を求めてさまようも、 行き着いた先は、オフィスビルの谷間の公園だ。
ベンチで男女が仕事のやり方で激論を交わしているのをよそに、4つばかり小さなシミのような星を見つけた。
けれど、それだけ。
そのうち、マックで文庫を読みふけっていた、ハンチング帽の兄ちゃんが、男女とは離れたベンチに座った。
マックの閉店2時を回ったのだ。
男女の口論は続いている。
兄ちゃんは、読書だ。
我一人、立ちんぼで、ひたすら空を見上げていた。
2回ばかり、それかと思うことがあった。
でも、気のせいか。
今夜に限って、I社もH社も、残業なのか、オフィスビルの灯りが天空に煌々と点いているものだから、
瞬きの瞬間に、それらの灯りが糸を引いたのか。
願いを込めるつもりだったオリオン座流星群、
見る事すら叶わないなんて、
もうこういう事やめよう。
そうそう、男女は今日の仕事はどうなるんですかね。

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