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2020年4月12日日曜日

八重桜



手袋が恋しいほどに寒かった。
気温は8度。
日付が変わったばかりの土曜の0時過ぎ、
今が見頃の重い八重桜の枝を風が大きく揺らし続けていた。
麗しい八重桜を捉えることができずに、身体だけが冷えて、悲しい気持ちにさえなった。


諦めきれずに、風の音、ばさっばさっと花房がぶつかる音が響き渡る八重桜の並木道を歩み続けた。


すれ違う人もいなかったけれど、
コンビニの灯りを頼りに、カメラを構えていると2台の自転車が止まった。
「なんだか悪いことしているみたい。でもいいんだよな、コンビニに買い物に来るのは。」
黒いマスクの青年の言葉に、もう一人の黒いマスクの青年がコクリと頷いた。


私もコンビニに入って、サツマイモのチップとフレンチトーストを買った。
コンビニのカウンターには、ビニールシートが垂れて、スタッフと客の間が遮断されていた。手元だけが空いているのだ。


雲が次々に風に流されて、
欠け始めた月は点滅信号のように、出たり消えたりしていた。

濃いピンク色のぽっちゃりした八重桜を存分に撮りたかったのに。
叶わぬ夜でした。
今日の東京の最高気温は14度、最低気温は8度、曇り時々雨の予報です。
風雨に負けず、八重桜が咲き続けてくれることを祈ります。


2020年4月10日金曜日

崎陽軒のシウマイ弁当が買えなくなった

2020年一番大きなスーパームーン

私のまずいご飯が、来る日もくる日も続いている。
それはまるで、ガタンゴトンと音を立てて、どうにか走り続ける汽車のようだ。
時々、石炭を補給すべく駅に停車する。
そのステーションがまさに崎陽軒で、エネルギー源の石炭は、シウマイ弁当だったのだ。
ところが、この度停車場がなくなってしまった。
新型コロナの緊急事態宣言発令で 商業施設が閉鎖されることとなったからなのだ。
私のまずいご飯が続いた先には、崎陽軒のお弁当というご馳走があった。
どんなに私のご飯がまずかろうと、次は崎陽軒だ!と思えばこそ、我慢もできると言うものだ。


 通院の翌日は、どうにもかったるいものだから、
あらかじめ崎陽軒に予約をすべく電話をかけた。
すると、いつもの田川さんの第一声
「いつもありがとうございます。」が暗かった。
私が明日の予約と切り出して、返ってきた言葉は、明日から閉館だからお店もお休みだということだったのだ。しかも5月の6日までの予定だと田川さんの力ない声が続いた。
私は動揺した。
そして、残念な気持ちを伝えて、電話を切った。
月がご馳走なんて、詩人みたいなことを言ってはいられない。


2020年4月9日木曜日

通院辛苦



陽春の候 通院が気が重いことは言うまでもない。
強くなった日差しに苦しめられる上に、
この度は新型コロナウイルスの感染リスクがある。
大学病院の通院患者数は、1日2千人に及ぶ。
人で溢れる場所に飛び込んで行くのだ。
しかも、通院の足は密閉空間のタクシーだ。
太陽光は日焼け止めやサングラスでは皮膚や眼を守ることはできないので、顔を覆わなければならないのだ。
けれど、行かねばならぬ理由があった。
薬に加えて、今年も例年同様に難病認定更新手続きをしなければならないからだ。そのため血液検査をしなければならないのだ。
憂鬱を抱えて、遮光の身支度を整えた。
近年、電話でタクシーがなかなか捕まらない。
ところが、コロナ禍、一発でタクシーが捕まった。
完全遮光傘をさして、タクシーに乗り込む瞬間に、傾き始めているであろう日差しが、広く辺りを明るく照らしているのが恨めしかった。
そして、コロナ禍、消毒ジェルが置かれた受付には、入院見舞いの来院の断りが掲示されていた。
脇目も振らず採血室に向かって、辺りを見ると採血を待つ人がいなかった。
改めて、周囲を見渡すと院内には、人っこ一人おらずと言う感じだった。 午後とは言え、ここまで閑散としていたことは、15年のうちにはなかったことだ。
ところが、それはスタッフも同様で、以前採血に失敗した看護師さんが、「私しかいないので、ごめんなさい」と。
そして、またかの採血失敗だった。
腕に入った針は血液を全く吸い上げず、針を刺したまま、肉の中を針が右に左にぐいぐい泳ぐ。
やっと血液が上がる血管に辿りついたかと思ったら、痛みで吸い上げ続けることができなかった。
結局、以前と同様に刺し直しとなった。
この日の通院で、唯一助かったことがある。
誰もいない院内で、完全遮光の傘をさして移動できたことだ。
いつもは、棟と棟の移動に、太陽光を避けるべくわざわざ地下に潜らなかればならないから。
心身ともに負担な、通院だけれど、カフェもやっておらず、この度はご褒美もなし。
サンプルの絵だけです。


 広い院内を傘をさして踊ってくれば良かった。
それは帰宅してから思ったこと。


2020年4月6日月曜日

ドラキュラが見る風景



緊急事態宣言が発令される前夜のガード下です。
これからが稼ぎ時と言う19時02分に、
いつからこんなふうだったのか、ほとんどの酒場のシャッターが下りて、開いていたのは中華屋さんだけでした。
途中で見かけたラーメン屋さんでは、ぐるりのカウンターにお客は、ポツン、ポツンと10席近く空けて座っていました。

明日の東京の最高気温は16度、最低気温は9度、晴れ時々曇りの予報です。

コロナ鬱



平素から篭っている私は、
篭るのには慣れているはずだ。
なのに、この重苦しい感じは普段にも増して耐え難いものがある。
この先も太陽やLEDに当たることができないで、
どうやって生きていけば良いのだろうという不安がベースにある上に、
新型コロナという得体の知れないウイルスによる世界規模の危機的状況が、絶望的な気持ちにさせるのだろう。
こんな時でも、不安にならず、落ち込まず、めげずにいられる人がいたら、学ばなければならないな。
今日の東京の最高気温は18度、最低気温は7度、晴れ時々曇りの予報です。
東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のテレワークの割合は19・6%という調査結果があるようです。
2割程度の低さかというのが率直な感想です。
時差通勤でも、その時差がかち合って、通勤電車内で人との間隔を取ることは厳しいですね。
今週もお互いどうか、罹患しないように注意してまいりましょう。


2020年4月5日日曜日

昼間の桜

photo Ushio

昨日の続きで、良人が撮影したものです。
私が、最後の昼間の桜を見たのは13年も前で、紫外線が強くなる3月頃から股関節の痛みがとりわけ激しくなるので桜を愛でるどころではなかったように思います。
以来、昼間の桜は想像の中ですが、いつも青空に映える満開の桜というワンパターンです。
 でも実際の桜の季節というのはいわゆる花曇りの日というのが多かったことを思い出しました。
こういうどんよりとした空の下、肌寒くもある中で、桜の花や木々の芽吹く匂いがほんの少しだけ感じられる特別な曇りがあったこと。
photo Ushio
photo Ushio

こちらは、八重桜としては早咲きですね。
景色の中には、枯れ枝も多く、冬の名残も感じられる早春ならではの絵ですかね。
photo Ushio

 こちらは、おそらく呉服屋さんのショーウインドーだと思います。夜はもうシャッターが閉まっているので、楽しむことができません。
photo Ushio

カラフルなスパニッシュバッグは和装にも合いそうな、美しいお品です。
photo Ushio

極めて現実的な写真もありました。

一昨夜の金曜日、スーパーマーケットの片隅のワゴンには、レジャーシート、割り箸、紙皿、カラフルなお惣菜入れのカップが、大幅値引きで売られていました。
本当だったら、この土日のお花見に向けて、売り場の真ん中に陳列されるはずだったのでしょう。
今日の東京の最高気温は14度、最低気温は10度、晴れ時々曇りの予報です。
今日も当ブログあんこちゃん爆発にアクセスいただきましてありがとうございました。

2020年4月4日土曜日

恵比寿たこ公園と高輪ゲートウェイ

        photo Ushio

今夜は、先週に通院だった良人(りょうじん)がその折に撮影した写真です。
良人は、日中に歩くことができますので、どれも昼間の写真です。
photo Ushio

photo Ushio

たこ公園の正式名称は、恵比寿東公園です。
昭和33年3月25日開園とありますので、丁度62歳の誕生日を迎えたところです。
桜花が祝福する誕生日です。
海のたこが山の桜の祝辞に、陸に生まれて良かったなぁ〜と思っていることでしょう。
次なる写真はどこだかわかりませんでした。
もはや私の頭の中はコロナコロナなので、画像だけではピンきません。
良人の重い口が、「高輪ゲートウェイ」と言いました。 
photo Ushio


 確かに、3月14日開業日は未明から鉄道ファンが詰めかけたという報道がありました。
photo Ushio

こちらは駅ナカの様子ですね。
photo Ushio

photo Ushio

いつかコロナが収束したら、
ドラキュラ的な難病である私は、
高輪ゲートウェイ駅の天井がライトびっしりだったり、
巨大な電子掲示板がいっぱいではないことを祈って
夜に出かけてみましょうかね。

2020年4月1日水曜日

今日から卯月



空が音を立てているのかと思うほどに、
雨が強く降る夜でした。
そんな今夜、初めてスーパーマーケットでトイレットパーパーを見つけました。
デマでスーパーの棚からトイレットペーパーがなくなってから2ヶ月近く経ったでしょうか。
ようやくパルシステムでもトイレットパーパーが抽選で当選したようなので、購入しませんでした。


3週間も夜のマックに通って用を足した日々が苦々しいですが、
もはや怒りもありません。
今夜は、陰鬱な空気を一掃すべく、目に楽しいプリンアラモードと生命力を感じさせてくれるチューリップの陽春らしい画像をどうぞ。

2020年3月30日月曜日

それでも年度末



 不穏な空気の中でも年度末を迎えました。
送別に贈られる花でしょうか。
大事に包まった胡蝶蘭が、役目を待って並んでいました。


雲が重く迫った夜空の下を歯医者さんに行きました。
体調もあって迷いましたが、出かければ1年半に及んでいる歯の治療が終わります。
バスは避けて、夜道をどんどんと歩むと、引越しのトラックが止まって、急かしく荷物が積み込まれていました。
さて、歯科医院では、ライトを消してもらった待合室の隅に着席です。
治療前には、治療台の天井のライトを外してもらいます。
けれど、暗い手元では口の中は見えないので、スタンド型のライトは点けられます 。
その対応としては、死人のように仰向けになった顔に完全遮光の布を掛けます。
その完全遮光布がはらりと落ちないように、額にヘアバンドをして布を固定します。そして口までは覆わないように調整するのです。
上から覗き見る歯科医も歯科助手もその奇妙な様子に初めは笑いを堪えることもあったでしょうか。既に慣れているように思いますが、何せ私の方は眼も覆っているので、二人の表情は全くわからないのです。
優しい歯科助手が、死人になるのをじっと待ったのちに、ゆだれ掛けを着けてくれるのです。
うがいをする時は、生き返ったように、身体を起こして手でぺらっと布を持ち上げてくちゅくちゅです。


 真っ暗になってしか出かけられないがため長きに及んだ歯科
治療ですが、対応してくれた歯科医院にも感謝です。
安堵に足取りが軽くなった帰りの夜道を2台の引越しのトラックが走り抜けて行きました。
3月最後の明日の東京の最高気温は17度、最低気温は8度、曇りの予報です。
皆様におかれましては年度末でお忙しいと存じますが、お疲れが出ませんようにご自愛ください。


巣篭もりのお供

柿の種 チョコミックス 株式会社立花商店

体調不良につき今夜はこの一枚でごめんなさい。
チョコでコーティングされた柿の種ですが、
甘くてしょっぱくて、食べ始めると止まりません。
ビールにも合うかもしれませんね。
この柿の種の美味さは、国産のうるち米にもあると私は思うのです。


 お皿に桜山が広がったようで、目に美しいのも嬉しいです。
今日の東京の最高気温は13度、最低気温は4度、曇り時々晴れの予報です。
新型コロナは長期戦になりそうですが、お互い息抜きしながら生き抜きましょう。