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2020年2月21日金曜日

岩田教授の動画に冷ややか



 長いものには巻かれる、巻かれたがる日本人。
そんな中で、感染症の専門家である神戸大学教授の岩田健太郎さんが、命がけで、新型コロナウイルス の集団感染が発生しているクルーズ船ダイヤモンドプリンセスに乗り込んで、現状を動画サイトで訴えた。
何年かぶりで出現した気骨ある人物と思ったら、
これについての今日のテレビ番組では、コメンテーター等は皆一同に冷ややかなコメントであった。
おまけに、岩田さんもアップした動画を午前中に削除した。
ところが、午後の厚労省の会見で、新たに船内で二人、厚労省と内閣官房の職員が感染したことが伝えられた。
岩田さんは、現状でも感染が起こり得る状況だと訴えていたが、
この度感染したと言う職員は、乗客と接する機会がなく、乗客が各自室に待機していた隔離後の今月11日、12日に乗船したという。厚労省職員は幹部だとも伝えられた。
事実上、隔離後も感染が続いていることが裏付けられたかたちだ。
しかし、誰しもが、乗務員も感染症の専門家でもなく、厚労省職員とDMAT(ディーマット)と混乱した船内で、完璧な対応などできようもないと思っているのではないか。
だからこそ、現状の改善と今後のためにも、正しく現状を認識し、伝えることが大事であろう。
伝えることで、新たな策が外部から提案されることもあろう。
まだ、船内にはおよそ1500人という乗客、乗員が残っているのだ。
おっと、記録することもだ。
いやいやその記録が書き換えられたり、廃棄されたりすることがないことを祈る。

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