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2020年2月13日木曜日

新型コロナウイルスの対応で



 日本政府は大型クルーズ船の新型ウイルス感染で、
懸命に対応している。
嫌味でも皮肉でもなく、これが精一杯というのが現実だろう。
横浜港に停泊している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスでのウイルス感染者数は、予想外だったに違いない。
相次いで明らかになるウイルスの陽性反応で、もはや2次感染なのか3次、4次感染なのかわからないであろう。
昨日はまた検疫官の感染がショックだった。
夜のテレビ番組で、森本元防衛大臣が、今となっては、
米国が自国民を引き取りたいと言ってきた時に、引き渡せばよかったと発言した。
森本氏も、今だからそう思うことで、と前置きをした。
素人ながらに、全くだ、早いうちに感染者であることを想定した上で対策を講じて移動していればと思った。
乗客乗員数3600人という多数というには過ぎるほどの人数の上に、ほとんどが高齢者で何らかの持病があるという厳しい条件があるのだ。


 朝の情報番組では、日本の病院で3千ぐらいの病床は確保できるだろうという、とんでもない発言がコメンテーターから飛び出した。
日本の病院の病床は、削減され続けて、もはや地方の地域医療は崩壊するとまで言われている中で、さらにメスを入れるべく病床数が削減されようとしているのだ。
平成4年に168万床あった病院のベッド数は、平成30年には154万床になっている。一般病床では126万床が89万床になった。
いわゆる感染症病床は、平成5年に1万1千床あったのが、今や1882床しかないのだ。
多くの人が経験しているであろうけれど、手術が終われば、早期に退院を促される。高機能の病院の病床など実質100%で稼働してるのに、今の入院患者を追い出せとでも言うのだろうか。
空きがあるとすれば、高額な個室だけれど、かき集めて数千のベッドなどあろうはずもない、どうにか数百かと想像する。
けれど、医師や看護師、医療スタッフ数が伴わないのではないだろうか。


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