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2020年2月28日金曜日

私の非常事態は終わらない

翁家 雪椿

いつもと変わらない私。
なぜなら365日、私は篭っていなければならないから。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、不要不急の外出を控えるようにとお上からのお達しだ。
皆様もかと思うと、私の狂おしいほどのもどかしい毎日の気持ちが少し減ったような気がしている。
置地廣場
 発病してから15年となり、外出はほぼ通院の時だけ。
とりわけ重い光線過敏の症状が始まった13年前からは、昼間は通院以外は外出していない。
窓も完全に塞いでいるので、閉塞空間での生活は、息苦しくてたまったものではない。
肉眼では真っ暗な、午前3時の夏の夜中でも、
ベランダに出たなら、額から脚まであっという間に発疹が出て強烈な痒さでいられないのだ。
素肌に20秒間弱い紫外線を照射するテストでは見事に火傷になった。



 改めて、私の非常事態生活は15年続いているのだ。
心身ともにくたびれましたよ。
今日の東京は、寒い日となりましたが、
明日は今日よりはましなようで、最高気温14度、最低気温5度、曇り時々晴れの予報です。
皆様におかれましても、大変な週末となりましょうか、
健康管理にはくれぐれもお気をつけください。


2020年2月27日木曜日

マックにて

置地廣場

 昨晩カフェは、伽藍としていたけれど
今夜の吹き抜けのマックには人がいっぱいいた。
うろうろしてようやく見つけた空いたテーブルの手前には、
お母さんと小学生の女の子が二人で食事をしていた。
今日も疲れたと語るお母さん。
理由を尋ねた女の子にお母さんが答えた。
「五時までに貴女を迎えに行かきゃならないから、それまでに仕事を終わらせるのに大変なんじゃないの!」


フライド ポテトをつまみながら、スマホを眺めたのか
母親が、大阪の小中学校の休校について、大変ねぇと ポツリと言った。
母親はまだ全国での休校を知らない様子だ。
新型コロナウイルス感染拡大抑制のため、来月2日から全国の小中高校で休校とする首相発表の様子が流れたのは、私が自宅を出る夜6時を回ってからだった。


 「えっ〜」という母親の嘆きの声が聞こえてきたのは、
3分ぐらいしてからだっただろうか。
全国の小中高校で休校とするニュースを見たのだろう。
子供たちに、仕事が休めないから留守番するように伝えると、
「政府は弁当でも出せよ!」と母親は言った。
子供は、ピンとこないのか
「春休みがなくなるの?」と母親に尋ねた。
母親が大きな声で「もう春休みが始まるのよ!」と言い放った。


母親は、子育てと関係ない人たちはわからないでしょうけどと唐突に言った後、パパと相談しなきゃと、スマホに向かった。
一方で、子供達は、公文はどうなるの?英語はどうなるの?と言う。
公文は生徒がいっぱいだから、お休みだと言うのが子供の予想だった。


子育てと関係ない私だ。
けれど、母も定年まで仕事をしていたので、その苦労は目の当たりにしてきた。
私が熱を出すと、朝は大騒ぎだった。
仕事を休めない母が、誰かに私の看病を頼むのだ。
父もその間は出勤せずに待つ。
ただ、昔はいわゆる専業主婦がほとんどだったから、父が休むこともあったけれど、大概は母の友人の誰かか、母の実姉が電車に乗ってやってきてくれた。
私は水枕に頭をのせて、寝床の中で今日は誰が来るのかなと考えていた。
この度は、4月の初めまで長いお休みだ。
遅きに失した感がある休校だけれど、実際の対応は難しいな。

2020年2月26日水曜日

荒井裕子さん個展のご案内



 荒井裕子さんの個展が来月2日から開催されます。
この度は、京王プラザ ホテル3階のロビーギャラリーにて、
3月2日(月曜日)から10日(火曜日)、10時から19時まで(最終日は16時)まで開かれます。
観覧は無料です。
7年前から荒井裕子さんの個展のご案内を致しておりますが、
この度はまた、多くのお作品が展示されるようです。
1917年9月銀座伊東屋於
精力的に描き続けている荒井裕子さんは、日本を拠点にイタリアでも暮らし、限りないイタリアの魅力を教え続けてくれています。
ご案内には、
「カフェの店先や裏通りのなにげない光景に魅せられた作者が描く普段着のイタリア。
アクリルガナッシュの大作から水彩の小品まで、春の訪れを感じる作品を中心に展覧致します。」とあり期待が膨らみます。
皆様も荒井さんのイタリアを是非お楽しみください。



荒井裕子さんのホームページhttp://home.att.ne.jp/gold/hirokoarai/info.htm

2020年2月24日月曜日

前を向けずに月曜日



 がっくりすることがあって、
明日を迎えるのがどうにもう億劫になってしまいました。
友人が、次はYouTubeデビューだとメールをくれたり、
理不尽なことの連続よ、人生は、とメールをくれたり、
かつて入院生活を共にした方が、話を聞いてくれたりして、
どうにかこうやって綴る気持ちになりました。


写真も楽しみだと言ってくださったブログ読者もいらっしゃいますので、写真だけでも続けて行きたいと思います。
どうか懲りずに、アクセスください。

2020年2月21日金曜日

岩田教授の動画に冷ややか



 長いものには巻かれる、巻かれたがる日本人。
そんな中で、感染症の専門家である神戸大学教授の岩田健太郎さんが、命がけで、新型コロナウイルス の集団感染が発生しているクルーズ船ダイヤモンドプリンセスに乗り込んで、現状を動画サイトで訴えた。
何年かぶりで出現した気骨ある人物と思ったら、
これについての今日のテレビ番組では、コメンテーター等は皆一同に冷ややかなコメントであった。
おまけに、岩田さんもアップした動画を午前中に削除した。
ところが、午後の厚労省の会見で、新たに船内で二人、厚労省と内閣官房の職員が感染したことが伝えられた。
岩田さんは、現状でも感染が起こり得る状況だと訴えていたが、
この度感染したと言う職員は、乗客と接する機会がなく、乗客が各自室に待機していた隔離後の今月11日、12日に乗船したという。厚労省職員は幹部だとも伝えられた。
事実上、隔離後も感染が続いていることが裏付けられたかたちだ。
しかし、誰しもが、乗務員も感染症の専門家でもなく、厚労省職員とDMAT(ディーマット)と混乱した船内で、完璧な対応などできようもないと思っているのではないか。
だからこそ、現状の改善と今後のためにも、正しく現状を認識し、伝えることが大事であろう。
伝えることで、新たな策が外部から提案されることもあろう。
まだ、船内にはおよそ1500人という乗客、乗員が残っているのだ。
おっと、記録することもだ。
いやいやその記録が書き換えられたり、廃棄されたりすることがないことを祈る。

2020年2月19日水曜日

桜を見る会前夜祭領収書等について



ごくごく常識的に考えて、
800人(平成19年)もの人が集う会食の参加者一人ひとりに領収書を発行することがあるだろうか。
しかもいわゆる有名ホテルが領収書の宛名を空欄にして。
800枚もだ。
ごくごく常識的に考えて、主催者である後援会がホテル側と合意、即ちそれは契約であって、領収書が既に作成されていたとするならば、金銭は予め支払われていたであろうと思う。
ところが、ホテル側と契約していたのは一人ひとりの参加者だと言うのが首相の言い分だ。

首相は今月3日の衆院予算委員会の質疑で、
「領収書はホテルの担当者が金額など手書きし、宛名は空欄だった」と答弁している。
どうしても納得いかなかったと言う辻元議員が、ANAインターコンチネンタル東京(2013年、14年、16年前夜祭開催)に問い合わせたところ、ホテル側から宛名のない領収書を発行したことはないと回答があったという。
 首相はこれまで、夕食会の見積書もなければ明細書もないとしてきた。
今回辻元議員が、ホテルから文書で得た回答は以下のとおり(質問略)。
1)主催者に対して、見積書や請求明細書を発行いたします。
2)弊ホテルが発行する領収書において、宛名を空欄のまま発行することはございません。
3)ホテル主催の宴席を除いて、代金は主催者からまとめてお支払いいただきます。
4)先の文書での質問も含め、お問合せした1~3について、主催者が政治家および政治家関連の団体であることから、対応を変えたことはありますか。
(回答 )ございません。


首相は 、これに対して、ホテル側に電話で確認したとして「辻元議員には一般論でお答えしたものであり、個別の案件については含まれていない。」と反論した。
そして、その後も首相側とホテル側とですり合わせをしていると伝えられている。
参加者とホテルの契約であって、参加者とホテルが直接金銭のやりとりをしたので、後援会は収入も支出も発生しないから、政治資金収支報告書に何も記載しないで良いのだ。
だから、政治資金規制法違反ではないと言うのだけれど・・・


2020年2月17日月曜日

新型コロナウイルス 市中感染?でも月曜から満員電車



 いつもの気の重さとは違う心配な月曜日を迎えました。
首相は、高齢者は人混みを避けてと言うけれど、
年金財源も枯れて、高齢者も働いて!と言うことで、
今日も朝からぎゅうぎゅう詰めの満員電車に乗らなければならないのですから。
今日の東京の最高気温は17度、最低気温は9度、曇り時々晴れの予報です。
皆様もお気をつけてと言っても、マスクも売ってないし、なんと申して良いのやら、言葉が見つかりません。

2020年2月14日金曜日

バレンタインデーなのに



 ロッテの感動的な陳列、いやいやディスプレイと言う方が相応しいのか。
撮らせてもらっておきながら、
自分用に求めたのは、名糖産業のラムレーズンチョコだ。
パルシステムで10個入りを購入した。
ゲコの私は、お酒を美味しく飲めないけれど、
ブランデーケーキとか、ブランデーチョコレートとか、サバランには目がないのだ。


でも残念ながら、今は眺めて、撮って、想像するだけ。
まだ体調が本調子ではなく、お粥が白米になって、
だんだん普通の食事が摂れるようになったかと言うところなのだ。


名糖のラムレーズンは、中身はこんな感じ。
個包になっているところが、食べやすいし携帯に便利だと思う。
たぶん、かじると、とろっとラム酒が口に広がって、
ラム酒に酔いつぶれたようなレーズンも転がり出て、
チョコレートと口の中で混ざって、
応えようもない美味しさに違いないと想像している。


小学生の頃、 親友とチョコレート交換をしていた。
彼女がチョイスしてくれるチョコレートが毎年とてもおしゃれなもので、一番初めはロッテのレミーだった。
当時のレミーは宝石箱のような、素敵な6角形の箱に、10カラットのルビーやトパーズが一つ一つ大事に収まるようにチョコレートが入っていた。
ちょっと酔っぱらったけれど、バレンタインデーのわくわくした思い出だ。



2020年2月13日木曜日

入国拒否の対象拡大を急ぐべき



やはり。
今日は都内のタクシー運転手さんの新型コロナウイルス の感染が明らかになった。
先週の通院で乗車したタクシーの運転手さんも、
朝から何人もの訪日客を乗せていると言っていた。


タクシーは窓も閉まった極めて狭い密閉空間だ。
団体客の入国は中国側が禁止しているけれど、
日本政府は、個人の入国拒否は河北省だけを対象としていた。
今日になって浙江省も対象になったけれど、もはや地域を対象としている段階ではないであろう。
訪日の個人客の足はタクシーになる。
タクシー運転手は、乗車拒否はできないのだ。



新型コロナウイルスの対応で



 日本政府は大型クルーズ船の新型ウイルス感染で、
懸命に対応している。
嫌味でも皮肉でもなく、これが精一杯というのが現実だろう。
横浜港に停泊している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスでのウイルス感染者数は、予想外だったに違いない。
相次いで明らかになるウイルスの陽性反応で、もはや2次感染なのか3次、4次感染なのかわからないであろう。
昨日はまた検疫官の感染がショックだった。
夜のテレビ番組で、森本元防衛大臣が、今となっては、
米国が自国民を引き取りたいと言ってきた時に、引き渡せばよかったと発言した。
森本氏も、今だからそう思うことで、と前置きをした。
素人ながらに、全くだ、早いうちに感染者であることを想定した上で対策を講じて移動していればと思った。
乗客乗員数3600人という多数というには過ぎるほどの人数の上に、ほとんどが高齢者で何らかの持病があるという厳しい条件があるのだ。


 朝の情報番組では、日本の病院で3千ぐらいの病床は確保できるだろうという、とんでもない発言がコメンテーターから飛び出した。
日本の病院の病床は、削減され続けて、もはや地方の地域医療は崩壊するとまで言われている中で、さらにメスを入れるべく病床数が削減されようとしているのだ。
平成4年に168万床あった病院のベッド数は、平成30年には154万床になっている。一般病床では126万床が89万床になった。
いわゆる感染症病床は、平成5年に1万1千床あったのが、今や1882床しかないのだ。
多くの人が経験しているであろうけれど、手術が終われば、早期に退院を促される。高機能の病院の病床など実質100%で稼働してるのに、今の入院患者を追い出せとでも言うのだろうか。
空きがあるとすれば、高額な個室だけれど、かき集めて数千のベッドなどあろうはずもない、どうにか数百かと想像する。
けれど、医師や看護師、医療スタッフ数が伴わないのではないだろうか。


2020年2月11日火曜日

お詫びの一枚



今夜もこの一枚でごめんなさい。
明日以降は暖かくなるようです。
東京では、最高気温16度、最低気温2度、晴れ時々曇りの予報です。
本日も当ブログにご来訪いただきまして有難うございました。

2020年2月10日月曜日

お詫びの一枚



 体調不良につき、今夜はこの一枚でごめんなさい。
皆様におかれましては、お健やかにこの一週間が過ごせますように。
明日火曜日の東京の最高気温は11度、最低気温は3度、晴れの予報です。

2020年2月8日土曜日

通院辛苦



百聞は一見にしかず
昔の級友に通院時の私の格好を画像で送ったら、
驚いた、まさかここまでとはと返信が来た。
いくら文字で綴っても、どんなものかピンとこないのだろう。
虚無僧が被る笠のような大きな完全遮光の帽子、顔は手作りお面で覆い、完全遮光の上着を着てタクシーに乗り込む。
太陽の光は、室内の照明の比ではないのだから。
私の通院時の格好は、まさに今、新型コロナウイルスで、クルーズ船に乗り込む検疫官が、大きな完全遮光の帽子を被った姿に酷似しているのだ。
通気性が全くないので、タクシーの中では大汗で体重が1キロは減る。


 このウイルスの広がりが心配される中、大学病院への通院はためらった。咳や発熱で心配になった人々が結構いるのではないかと。
けれど、この冬一番の冷え込みだというので、タクシーの移動のもラクに違いないと出陣した。
ところが、太陽光が透過してくるタクシー内では、やはり完全遮光の上着の下は蒸れて猛烈に熱くなってきた。
おまけに、連日訪日客を幾人も乗せているという運転手さんは、マスクをかけていなかった。
明け方からホテルに呼ばれて、羽田まで、羽田からまた訪日客を乗せる。どうもその繰り返しらしい。
訪日客降車の後は、アルコールはかけるとは言うけれど。
途中でエアコンで冷やしてもらった車内のどこを掴んで良いのやら、病院に到着した時には、私は転がるようにして降りた。


もしかすると大学病院の入り口には消毒のアルコールがあったのかもしれないけれど、差し込める光から逃れるのに真っしぐらに院内に入った私は、エレベーターのボタンを押すのを躊躇した。
そこには消毒のアルコールがなかったのだ。
そして、トイレでまず手を洗っての診察待ちとなった。トイレにも消毒用のアルコールはなかったので、病院も不足しているのかもしれない。患者の数はいつもと変わらなかった。
蘭免ん

真っ暗になるまで、窓のない待合で過ごした私は、節約のためバスに乗ることにした。来る時のタクシー代が過去最高額になったのだ。
けれど、コートを羽織ってはいない身には、バス停までの夜道とバス待ちの間、寒風が酷く堪えた。
完全遮光の上着は、通気性はないけれどペラペラのポリエステルなのだ。
たった一人で待つバスに、乗客ここにありと大きく手を振って乗り込んで、
空いていた優先席に腰をおろして、虚無僧の笠のような帽子を顔まで引っ張りおろして、バス車内のブザーのランプの光を遮断する。手元付近のブザーランプは革の手袋で覆った。


通院日は再起不能、昨夜、スタミナをつけるべくカツ丼を食べた。
死にたいとメールをしてくる良人は、闘病に寄り添って15年
の生活に疲れ果て、またうつ病が再発したかと案じたけれど、ようやく出社して、釜揚げ稲庭うどんと小天丼というのを食べた。



良人と別れて、やれやれとマックでコーヒーを飲んでいたら、
店内に消毒アルコールを見つけた。偉いぞマック!
今日の東京の最高気温は13度、最低気温は0度、晴れ時々雪か雨の予報です。


マスク不足が早く解消されますように。
皆様におかれましては、良い週末をお過ごしください。

2020年2月6日木曜日

異例の東京高検検事長の定年延長



 政府が、東京高検検事長の黒川氏の定年延長を閣議決定したというから驚きだ。
その先にあるのは、黒川氏を検事総長に据えることであろうと言われている。
もしも、官邸のご意向で、検事総長が選ばれたなら、


あんなこと
こんなこと

どれもこれも













曖昧なまま、何ら問題なし、法律に触れることはない、となるのだろう。
官邸べったりの国会議員もどんどん増えて、
皆様ますますやりたい放題になるのかしら。

2020年2月4日火曜日

ファミレスなき立春

翁家

 こうして、真夜中にブログを更新して、
どこかの国の誰かがどんな思いで、
このブログを見てくれるだろうかと思いを馳せる。
懸命に写真を探して、言葉を並べる。
けれど、宝石箱に並べた宝石のはずが、砂利を詰めてしまったかと、暗闇の空気を嗅ぎながら進む夜道で思う。
photo Ushio

そして、行く先にはファミレスがあった。
信号待ちの間に、ファミレスの灯りを見つめるうちには、
心の中がだんだんと食い意地で染まっていく。
ファミレスの扉が開いた時には、そうだ今夜はアレを食べよう!
と一人で拳を突き上げている。
でももう、待っていてくれるファミレスはないのだ。


毎年毎年、立春には春とは名ばかりの寒い毎日ですと綴ってきた。
今年は、おっしゃるとおり、春ですと言う暖かさだ。
でも心が寒い。
グログを更新したら、足の指を引っ張ったり、伸ばしたりして、
下を向いているだろうな、私。
photo Ushio