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2016年4月22日金曜日

雨天決行



雨でも行った。
カフェへ。
28歳だけれど、
心配なことがある。
認知症だ。
認知症か?と気づく、20年も前から
それは始まっているということが最近になって明らかになったようだ。
ドラキュラだから、窓を塞いで籠っている。
外の様子は全くわからなし、
共に暮らす 良人は無口という病気だから会話が成り立たない。
だから脳への刺激はほとんどないのだ。
昨日は、有償ボランティアの山本さんが掃除に来てくれた。
山本さんにお世話になって早1年が経つ。
共働き世帯の子育てサポートで、山本さんは多忙を極め、なんとか時間をやりくりして来てくれている。
山本さんは、変わらず美しい。
長身の美人で、ドマーニかヴェリーのモデルのようだ。
ちなみにアラフォー世代のこれらの雑誌は、当然、見ないし美容室でも触りもしない。
半年ぐらい前から山本さんの忙しさは、休みも取れないほどのようだ。昨日も、キャリアママの突然の出張に子供の世話を頼まれたようで、すっ飛んで出て行った。
忙しさと並行して、掃除ではしばし、おかしなことが続いている。
昨日は、途中で掃除の段取りがわからなくなった。
最後に、山本さんがウロウロと探していたのは、額だ。
荒井裕子さんのカレンダーを切り取って入れていた、決して小さくないはないB4程度の黒い額だ。
狭い部屋だから、見つからないわけはない。
2人で探したけれどない。
山本さんによれば、ガラスが割れるといけないと思いどこかに置いたというのだ。
私自身もそんなことが起こっている。
キッチンの下にしまったはずのハサミがないと思ったら、洗面所の下にしまってあったりだ。
無口という病気の良人が帰宅して、事情を説明するも、返事はない。
けれど、突如黄色いパンツ一丁で、警察犬のように探し始めた。
真に警察犬ではないので、捜索は早々に打ち切られて黒い額は見つからず終いだ。
夜のカフェで、一息入れて思い当たった。
以前、こたつのスイッチがないと思ったら、
こたつの枠にスイッチの付いたコードをぐるぐる巻きつけたまま、こたつ掛け布団をかけて、こたつ台を載せてあったことがあった。
額をこたつの枠の上に載せて、布団をかけて、ふたをするように台を置いてしまったのではなかろうか。
カフェへの道すがら、
レゲエのような髪のビジネスマンの国籍を考えて、
脳が刺激を受けたのか。
カフェで、前回もらった雨の日50円引きの券が使えて、さらにまた同じ券をもらえて、
脳が喜んだのか。
脳が活動したようだ。

帰宅して、こたつの上の荷物を取っ払い、台をどけて、
布団を剥ぎ取ると、
緑に包まれたイタリアの風景が現れた。
今夜もカフェに行かねば。
今日の東京は、最高気温25度、最低気温14度、曇り時々雨の予報です。
とりあえず今週もお疲れさまでした。
(登場人物の名前は仮名です。)



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