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2013年8月1日木曜日

今日から葉月

氷をさくさく刻むように、時があっという間に刻まれてしまった。自宅前のビルの掲示板には、第九の合唱練習の張紙があった。7月を過ぎると、早回しのようにいろいろなことが過ぎ去って、あっという間に年の瀬だ。
7月は、何年かぶりで、サクランボ、鮎を食した。
サクランボは、お手頃価格になって、ほぼ毎日、とりつかれたように食べてしまった。今は、北海道のサクランボが出回っている。一年中どんな果物も食べられるようになったけれど、サクランボは今だけだ。そう思うと、見つけるたびに買い続けてしまったのだ。
 
顧みれば、3年前までは、日の長い7月は食事どころではなかった。太陽光が完全にシャットアウトできず、座って落ち着いて食事を取ることもままならなかった。狭い台所の隅で、光を避けるように身体をひねって、ごはんをかきこんだ。太陽光が、ほぼ完璧にシャットアウトできるようになり、じっと闇夜まで待つことに慣れたからこそのサクランボなんだな。

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