サクランボは、お手頃価格になって、ほぼ毎日、とりつかれたように食べてしまった。今は、北海道のサクランボが出回っている。一年中どんな果物も食べられるようになったけれど、サクランボは今だけだ。そう思うと、見つけるたびに買い続けてしまったのだ。
顧みれば、3年前までは、日の長い7月は食事どころではなかった。太陽光が完全にシャットアウトできず、座って落ち着いて食事を取ることもままならなかった。狭い台所の隅で、光を避けるように身体をひねって、ごはんをかきこんだ。太陽光が、ほぼ完璧にシャットアウトできるようになり、じっと闇夜まで待つことに慣れたからこそのサクランボなんだな。
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