このところ、いわゆるゴミ屋敷の問題が報道されていなかったので、安堵していた。防犯、防災上あるいは、悪臭などの衛生面で、近隣住宅にも迷惑をかけるゴミ屋敷とその主人が映る度に、明日は我が身とため息をついていた。物を捨てることができずに、物を買い続ければ、当然の事ながら、やがては物で溢れてしまう。
ところが今月、奈良県に住む女性が、ゴミ屋敷で逮捕された。ゴミが道路をも塞ぎ、道路交通法違反容疑だそうだ。自宅敷地や室内は以前からゴミで溢れ、行政指導も受けていたようだ。
ふと我が家を見渡すと、そこここに段ボール箱が積んである。タンスや押し入れ、クローゼットに入りきらない品々だ。一方で、カサブランカもどきの百合をかかすことなく飾っている。我ながら、なんかおかしいぞ、アンバランスというか、花より段ボール箱をどうにかするのが普通じゃないか?ゴミ屋敷の主人の取材を見ると、どうゆうわけかゴミ屋敷の主人はみんな変わり者のような気がする。ふと、鏡を手に取って我が身を凝視する。
8年前が賞味期限のきなこやニンニク2個、本一冊を月に一度捨てるペースでは追いつかない。危機感はある。
しかし、先日朝の番組で久々に荻野アンナさんを見た時、「ごめんなさい、貴女の本をブック○○に売ってしまった」「傘をさして波打ち際を歩く貴女の写真がおしまいに載っていたアノ本」と心の中で何度も謝った。昨夜は、25年前からの部屋着を泣く泣く捨てた。破れたからだ。繕おうかと少し迷った。果たして、これから断捨離ができるだろうか。
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