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2018年3月17日土曜日

森友学園問題、虚偽の果てにどうなる?



 人は、嘘に嘘を重ねると、ボロが出てくるものだ。
国有地が格安で払い下げられた森友学園問題で、
官邸、財務大臣、財務官僚の説明がちぐはぐになってきた。
文書改ざんの疑惑が新聞で報じられたのは、3月2日だった。
財務省が改ざん前の文書として、「改ざん後」の文書を提示したのが3月8日だ。
佐川国税庁長官が国会対応の丁寧さを欠いたことなどを理由に辞任したのは3月9日だ。
そして、財務省が文書の書き換え(改ざん)を認めたのが3月12日だ。
 ところが、3月5日には、財務省は国交省とのやり取りで改ざん前の文書の存在は承知しており、3月6日には官邸も承知していたという。しかし、官邸は公表せず、麻生財務大臣は、佐川氏が辞任した9日の時点でも改ざんの事実は知らなかったと説明してきている。
3月12日から行われている野党合同ヒアリングでは、
説明側の財務省の戦法で、
問題文書の提示は、小出し、宿題の回答は引き伸ばしで、遅々として真相解明が進まない。
当ブログでも、問題(決裁)文書の「かがみ」の提示がないことに触れているが、実は、本文の提示もなく、改ざん前と後の対照表だけが提示されているのだ。
挙句にやはり「嘘」もある。
誠実を判で押したような顔をした理財局次長は、(改ざん前)文書は個人のフォルダーで何度も掘り下げないと出てこないようなところにあったと、説明を繰り返してきたが、
昨日は、現理財局長が問題の文書を本省で管理していたことを明らかにした。
国民の多くは、この問題、もはや事件と言える、に関わった人々から真実を聞きたいと思っている。
佐川氏には、入省した時の原点に立ち返り国会で証言せよと言う人もいる。
けれど、佐川氏が目指したものが何であったか。
次官レースをひた走ることおよそ35年、まだ落馬したとも言い切れない。
なぜなら、この事件を背負うことで、世間のほとぼりがさめた何年かのちに次のポストがプレゼントされるかもしれないのだ。
財務省が予算をつける組織は、数あるのだろうから。


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