平日の夜だというのに凄い人の数だった。
いや平日だからだ。
品川駅は、新幹線も発着するようになったし、取手方面までも繋がったから通勤の人の群れと観光客が入り混じっているのだ。
品川へ行ったにはわけがあった。
夏物のブラウスの修繕を頼んでいたお店が品川で、仕上がりの連絡が随分と前にあって取りに行く必要はあった。
けれど、涼しくなった今となっては、急ぐ必要もなくなっていた。
実は、三日前に、薬を飲んだか、飲んでいないか、わからなくなってしまったのだ。
この事を、ヘルパーさんに伝えると、「まだ若いのにぃ」とヘルパーさんは一言発して固まってしまった。
私の言葉を重く受け止めた感じだった。
そして真っ暗になったら、直ぐに外に出なさいとヘルパーさんに強く言われた。
最近やたらと眠いので、
寝たいだけ眠ってしまうのだ。
何年か前までは、日の入り時刻が早まってくると、
玄関に置いたスターティングブロックに足をおいて、
用意の構をして、真っ暗になったと同時にダッシュする感じだったのに。
ここ1、2年寝ている方が、ラクという感じになってしまった。
来る日も来る日も、太陽光をシャットアウトした部屋にいる。
窓を塞いでしまった部屋というのは、窓がない個室と同じだ。
太陽光が入らないけれど、風も入って来ない。
雷鳴はわかるけれど、雨音はわからない。
立ち話をする人も見れないし、
鼻歌を歌って 自転車に乗っている人も見る事はできない。
同居する良人は無口という病気だから会話もない。
だから脳への刺激がほとんどないのだ。
かなり億劫だったけれど、
脳の活性化のために、
身支度をして夜の7時過ぎに自宅を出た。
ブティックのスタッフと喋って、
お寿司を食べて、栗蒸し羊羹を買って帰って来た。
お寿司屋さんの隣席には、若い中国人観光客が向かい合ってお寿司を食べていた。
2人のテーブルには、握りとちらし。
その2人の中国人男性は、どういうわけかちらしの方のご飯を、おしゃもじにのせて、その上にネタを被せて口に入れるのだ。
おしゃもじにご飯をこんもり盛ることに2人は懸命になっていた。
ちらしも握りのように食べる物だと思っているのかな。
私の方はマグロの漬けが美味しかった。
とりあえず、昨日は間違いなく薬を服用した、と思う。
今日の東京の最高気温は25度、最低気温は19度、曇り時々雨の予報です。
週末まであと一息です。
お互い頑張りましょう。
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