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2014年11月27日木曜日

ドラキュラを捨てる神、拾う神

雨降る今宵は、麻布十番へ。
向かった先は美容院だ。
8つの時から20年通いつづけた東京タワー近くの美容院とはこの春ついに決別の時を迎えていた。
理由は、ドラキュラになってしまって、受付時間ぎりぎりの午後7時にしか入店できなくなったことだ。
一応カリスマ美容師の遅番の指定日に行っていたけれど、午後7時スタートは疲れるらしく、差し入れを催促されたのだ。
 普段の買い物も昼間できずに苦労しているのに、差し入れを一体いつ買いに行けばいいのだろうか。
それに、7時に入店するために、タクシー代が片道だけでも3600円かかっている。カット、パーマ代を合わせれば、2万円を超える。この上、差し入れ代?スタッフは、遅番だけでざっと10人いるのだからトータルでいくらになろうか?小旅行のお代金だ。
 「差し入れしろよ。」という言葉が、とてつもなく心に応えてしまった。別の美容院を探してみるとするか。しかし、コンビニが24時間営業となって久しいけれど、夜営業の美容院は、滅多にないのだ。以前、カラーだけでも近くでと探したけれど、安かろう悪かろうのお店が一店あっただけだったのだ。ちなみに日本の美容院の数は23万超でコンビニの約5万店舗を遥かに超える。
日の入り時間が遅い、晩春から夏の間の美容院はとうに諦めている。
折しも、7月末に私の代理人を務めてくれた元同僚の通う美容院が一人でやっているところで、時間や室内の明かりに融通がきくのではと紹介してもらったのだ。そして、快く引き受けてくれた。それは、今回で2回目となった麻布十番のサルトリアだ。一人でやっていけているだけあって技術も確かだ。
28歳独身OLに仕上げてもらい、安堵した後、腹ごしらえとなった。麻布十番に向かう田町駅でタクシー待ちがなんと20分となったため、身体が冷えきってしまい、予定のお好み焼きは止めて、止まない雨に豆源交差点近くの目に止まったラーメン屋さんに飛び込んだ。
醤油つけ麺は、とろみのつけ汁が想像以上に美味だった。デイープというかレトロなお店は、吉田類さん、井の頭五郎さんが座っていそうなお店だった。 萬力屋というお店だ。麻布十番の夜は遅いようで他にも多くの飲食店が午後9時を過ぎても営業していた。ドラキュラには最適な地かもしれない。

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