今月20日から始まった、ワールドグランプリファイナルラウンドで、世界ランク3位の日本は新戦術で決勝戦に臨んだ。世界ランク1位のブラジルに敗れたものの、1993年の大会開催以来初めての銀メダルを獲得した。
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野口硝子 |
セッター以外は、全員アタッカーと言う新戦術ハイブリッド6は、ファイナルラウンドで、威力を発揮して、ロシア、トルコ、中国、ベルギーに快勝して決勝戦に勝ち進んだのだ。久々にキャプテン木村選手の満願の笑みを何度となく見ることができてうれしかったし、長身セッター宮下選手のブロックが面白いように決まった。ピンチサーバーがきっちり役割を果たしたことも準優勝に大きく寄与したように思う。ロンドン5輪で、28年ぶりの銅メダルを獲得したけれど(
竹下選手引退)、背丈の低い日本チームにとって快挙であって、正直、今後も世界大会で銅メダルの獲得がせいぜいか思っていた。
ワールドグランプリでは、これまで4位となることは何度かあったけれどメダルには届かなかった。今回ブラジルに敗れたものの、背丈で劣る日本でも充分期待できそうだ。努力し続ける選手もすばらしいけれど、金メダルにこだわって、新戦術を考え抜いて、試合中も冷静に采配する真鍋監督もまたすばらしいと感じた大会だった。
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