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2018年5月20日日曜日

ワクワクおみや



高揚して良人が帰宅した。
抱えていたのは、
ゼリーだった。
一昨日も良人は、愛するママの元に帰った。
2人は燃えているな。


西瓜型のゼリーや桃に私もワクワクした。
子供の頃にメロン型の容器に入ったメロンシャーベットがあった。
暑い夏に、公園のブランコに座って、
毎日食べたそれを思い出した。
葡萄は普通のゼリーのカップだった。
「牛男ちゃんこれ見て!」
「ああっ!」
愛し合う2人は楽しいものを見つけてくるものだ。
ケチ嫁は、生の果物より高いその価格を聞いて、
とりあえず見るだけ、撮るだけ。


2018年5月19日土曜日

品川ナイト



ぼやっと出かけて、
カメラの電池を入れ忘れていたことに気がついたのは、
目的地の品川駅に着いた時だった。
数日前から、
憂鬱の虫が背中に貼っ着いている。
ついに来たか、
闘病13年目にして、
鬱病の始まりかという感じだ。
大抵の人は、こうした闘病生活10年で陥るらしいけれど。


いつものカフェでは、
憂鬱の虫が剥がれそうにもないので、
品川まで出かけることにしたのだ。
ブログを遡ると品川も半年ぶりだ。


じめっとした金曜の夜の電車は、
疲れきった人々でいっぱいだった。
そんな電車を一台見送って、
少し空いている電車に乗った。
思いがけず、席を譲ってくれる人がいた。
雑踏に紛れて、交差点を渡って、
3着ばかり洋服を試着してみたりすると気が紛れていった。

閉店間際にふらっと入ったブティックでワンピースを買った。
いつになく迷いがなかった。
すると気分がかなり上向いて来て、ウイング品川ウエストにある玉寿司に初めて入った。
ウイングウエストの食事処は、忙しくて、追い立てられるようで全く寛げなかったという印象が強く残っていて、倦厭していた。
昨夜は、お寿司が食べたかったので、玉寿司をちょっと覗いて見たのだ。
店内は静かだったし、案内された席の頭上には、ライトもなかった。


会計は極めて明朗で、
ネタ別の値段がそれぞれ明記されていた。
だいたい一貫200円、300円といった感じだ。
安心のお値段に、好みのネタ、
漬鮪、鰤、鰯、鯵、手巻きの鮪を注文した。
とても美味しかった。
電池のないカメラが悔やまれた。

僅か8貫と手巻き1本でぽんぽこりんになって、
その後、スィーツどころかコーヒーも入らない感じだった。
気に入った物を買って、美味しい物を食べて、
気分上々になるのは、
28歳にしては少々古いかもしれない。
今は「コトで」だろう。
まあ、こうやって背中に貼りつく憂鬱の虫を剥がしては、
捨て、また剥がしては捨てて
やっていくしかないのかな。

今日の東京の最高気温は28度、最低気温は21度、雨のち晴れの予報です。
皆さまにおかれましては、素敵な週末をお過ごしください。


2018年5月17日木曜日

カフェにて



しばらく前からカフェのゆで卵にはまっている。
黄身の中心だけがほんのちょっと半熟で、
かすかに感じられる程度の塩味があって、
一つ食べると止められなくなる美味しさなのだ。
試しに、スーパーマーケットやコンビニでゆで卵を買って食べてみたけれど、どちらも塩味が出しゃばっている。


カフェでこのゆで卵を連日食べることもあるけれど、
1個だけにしている。
コレステロールを気にして、1週間止めたこともある。
昨夜のカフェは、いつもの席に先客があって、
奥の席に座った。
コンコン、コンコン、カフェに音が響いた。
私が、ゆで卵をトレーに当てる音が響き渡った。
音は響いたけれど、肝心の卵の殻には傷ひとつ入らなかった。
私の前にはゆったりとフランス刺繍をする夫人、
私の斜め前には、 グラニータを飲みながら仕事をしている男性、
私の後ろには紺色のスーツをパリッと着込んで仕事をしている女性、
その隣には沈黙の女性、黒の女がいた。
昨夜のカフェは全く雑音がなく、不気味なほど静かだった。
フランス刺繍の夫人が鼻歌でも歌ってくれたなら、
仕事をする人達がパソコンのキーボードを激しく叩いてくれたら、
私はどんなに気楽に卵の殻を割ることができただろう。
このままゆで卵を持って帰ろうかとも思った。
でもお腹も空いていた。
私は仕方なく、今度はテーブルに卵を当てた。
卵の殻に小さなひびが入ったのが確認できた時、私はほっとした。


やはりゆで卵は美味しかった。
静寂の中で私は葛藤した。
二個目が食べたい。
二個目は控えるべきか。
悩んだ挙句に初めて二個目を食べた。
小皿に載せられた二個目は、
「コン!」とテーブルに当てて一発勝負だ。
勝負あり。
美味しかった。

2018年5月15日火曜日

和蘭豆(ランズ)ナイト



 やばい、声に出せない言葉が心の中を駆け巡った。
気がつくと、枕元にスーツ姿の良人が仁王立ちだったのだ。
昼夜逆転の暮らしのドラキュラだけれど、
それでも遅い目覚めとなった昨夜は、
完全な寝坊だった。
良人は無口という病気だから、怒鳴ったり説教を垂れたりはしない。
でもそれが重圧でもある。
まともに目を合わせることができず、そそくさと着替えた。
多少とも私に面目があったのは、
昨夜は義母に遅ればせながらの母の日のプレゼントを
私が買いに出かけることにしていたからだ。
顔に塗り壁のように日焼け止めを塗ったくって、
パルシステムの食料をチンチンして、
20時の電車に乗り込んだ。


夜の街に飛び出せば、こっちのものだ。
行き先は蒲田、目的は林フルーツというのは大義であって
本当の狙いは、和蘭豆だ。
林フルーツでは今が旬の茂木のびわを義母に送った。

和蘭豆に入ると、
スレンダーでモデルのように美しい女性スタッフが、
灯の具合を配慮して、どの席にするか尋ねてくれた。
前回も感じたのだけれど、この美しいスタッフは、
帽子にマスクにサングラスに杖という不気味な乙女を覚えていてくれているのだろう。
綺麗な女性に優しい声をかけられると、
頭を撫でられた犬のように、
私は、メロメロになってしまうのだ。


 昨夜、鰻鰻亭のイートインはすでに終了だった。
それで、空腹を満たすためにまずは、サンドイッチを注文した。
光線過敏の症状が重くなるレタスやキュウリは抜いてもらった。
たっぷりのケチャップが嬉しかった。
ケチャップは、チューブのを一本飲みたいぐらい好きだから。
真っ赤なケチャップの下には、ハムと卵に胡椒が効いて、トマトも入っていて予想以上に美味しかった。
最初に用意されたピンクのお皿は、溢れ出るほどの具を受けるのに必要だったのだ。
ちなみに、ピンクのお皿は可愛いニッコーのお皿。
ニッコーNIKKOは子供の頃から、結構好きなのだ。
中学生の時は、唐草模様(ミングトゥリー)のデミタスカップ&ソーサーでインスタントコーヒーを飲んでいた。
サイフォンで淹れられたコーヒーは、
サンドイッチやケーキにぴったりの苦味と少々の酸味がある深い味だ。
ソーサーには和蘭豆の文字が刻まれている。
お伝えし忘れていたか、和蘭豆はおしぼりが出される。


そして、前回美味しかった
チョコレートナッツケーキをまた食べた。


このガナッシュクリームの布団をかけて寝たいという感じだ。
店内に蛍に光が流れて、閉店まで過ごしてしまった。
いやいや和蘭豆では、やはりほっとできた。
私は、コーヒー一杯500円以上のお店は、それなりのサービスと味を求めてしまう。
実はGW中に入ったカフェでがっくりしてしまった。
そのカフェを以前私は、結構持ち上げ、絶賛してしまった。
ところが今年は、酷かった。
向こう様にしてみれば、勝手に誉めそやしたのは「てめえ」だろと言うかもしれない。
それはそうだ。
でも今度はひどかったとはブログに綴るわけにはいかないのだ。
私の過去のブログをたまたま読んで行った人がガッカリするのは申し訳ないなと思ったり、
あの時のカフェのホールスタッフも厨房スタッフも良かったのは事実だしなと悩むこの頃なのだ。


今日の東京の最高気温は27度、最低気温は16度、晴れの予報です。
暑くなるようで、
美味しいアイスコーヒーが恋しくなりそうですね。

2018年5月14日月曜日

愛し合う2人のGW

photo Ushio

「ママ〜」
犬が糞をしたあとに後ろ足で土を蹴るように
牛男は靴を脱いで、居間のドアを力強く押した。
「お帰り!」
「遅かったじゃないの。
ママ待ちくたびれちゃったわ。」
椅子から、よっこらしょと立ち上がった小さな義母は、
牛男に近づいて、牛男の大きな背中をさすりながら続けて言った。
「やっと鬼嫁に解放されたんだね。」
義母の目には涙が滲んでいた。
「馬鹿ケチ嫁が、忘れたブルーベリーを取りに戻れって言うから
遅くなったんだよ。」と牛男。
「本当に馬鹿嫁だね。ブルーベリーなんてこの辺でも売ってるわよ。」と義母。
 パパが息をひきとる時
「「嫁に外れた〜」と言って逝ったけれど、本当にねぇ〜」と肩を落として義母が言った。
「ママが、はしゃいで結納だの式の段取りをどんどん進めるから。私は断りたかったんですよ。
ママは社会に出たことがないから、人を見る目がないのですよ。」と強い口調で牛男は言った。
「あら、それを言うならパパだって、親戚中に電話して、牛男が結婚することになったって言ったのよ。」 と義母。
「でもパパは、最初からあの女は料理なんかせんぞと言ったよ。」と牛男。
「そうだったわね。お料理もお裁縫も、掃除も洗濯もできなくて、挙句に体が弱かったなんて。強いのは気だけなんだから。」と義母。
「そのとおり!」と牛男は言いながら手をパチパチと叩く。
「もうよしましょ。そんな事を言ったって時計の針が戻るわけじゃないから。」と義母。
photo Ushio
 
 「それよりね牛男ちゃん、今日はゆっくり休んで、明日ね、オーブンと空気清浄機を買いに行くのに一緒に行って欲しいの。」
「いいよ。そうそう鬼嫁にママが電子レンジ捨てた事を言ったら、年寄りの必需品をなんで捨てたんだと言っていたよ。」と牛男。
「余計なお世話だよ。私は、電子レンジなんて使わないんだから。」
「あんこはなんでもチンなんだね。牛男ちゃんは、チンしたものしか食べさせてもらってないのね。可哀想に。」と義母。



 家電を買った二人は、百貨店へ。
 「まあ、すごい人ね。」
「並んで待つの嫌だ!」と百貫デブの息子は言った。
「そうね、地下で何か買って2人でお家で食べましょうか。」と小さな老女な言った。
「ママこれがいい!」
「オムライスはいつもパルシステムのをチンなんだよ。」 息子はホテルオークラのオムライスを指差して言った。
「まあまあ、オムライスもチンかい。」
「サンドイッチも買って!サンドイッチはいつもコンビニのなんだ。」
photo Ushio

 「ママはマンゴが食べたいのよ。」
photo Ushio


 「まあ、病気になりたくてなったわけじゃないからね。
昼間出かけることができないんだから、可哀想ちゃ可哀想なんだよね、あんこも。またジュースでも送ってやろうかね。 」
photo Ushio

「明日は、地元のお店を見たいのよ。」
「いいよ。」
photo Ushio

3日目は、2人で地元を見て回った。
「とりあえず、牛男ちゃんが帰ってからお腹が減らないように、
ね。」
「ママ!中華惣菜セットがある!これ買って!」
「はいはい」
「チャーシューは何日かもつわね。」
「あっ!大船軒の出店だ!」
「サンドウイッチ買って!」

こうして帰宅した2人にお別れの時がやってきました。
「鬼嫁がヒステリーを起こしたら、帰ってきなさいね。」
「ママ、私も頑張りますから。ママも・・・ 」
photo Ushio

躁状態となったとは言え、元々無口という病気の良人は、
義母とどう過ごしたかを語ることはありません。
今日のブログは、写真とお土産を元に私が空想したものです。

2018年5月13日日曜日

居酒屋ご飯



 久しぶりに美味しく食事をとることができた。
しばらく小食な日が続いていた。
私の小食は多分人並みの量なんだろうけれど。
下戸のくせに居酒屋に行く。
昨夜は、白飯にした。
ご飯うまし!日本海庄や。
日本海庄や

昨夜の私のメインは
対馬産穴子のしら焼きだ。
トンビが描いた輪のように穴子の背骨が
くるりんと揚がって芳ばしかった。
穴子の身はふっくらとうまい具合に焼かれて、
わさびと塩でいただく。
わさびは光線過敏を重くするので控えるべきなのだけれど、
しら焼きは、やはりそれだけでは淡白だから、ほんの少しわさびを付けていただいた。


良人も下戸だ。
下戸2人でも嫌な顔をされないことも、
日本海庄やを選ぶ理由の一つだ。
すずきと生たこは良人が食し、初かつおは私が食べた。
食い意地が張った者同士の線引きは厳格だ。
初かつおも美味しかった。
photo Ushio

 良人は、昼間私が大口を開けて寝ている間にも1人で日本海庄やにランチを食べに行っている。
躁状態に変わった良人は、毎週土曜に庄やのランチに通っているようだ。
昨日のランチには、ふっくら揚がった鯵フライを食べたそうだ。
真っ赤な一皿は、いかげそキムチ炒めです。
私は、いかアレルギーなのでげそは食せないものの、いか自体を食べなければ、胃痛にならないので、厚揚げを食べてみた。
辛味と酸味の絶妙な味が美味しくて、ご飯が進んだ。


お店の入り口にはカーネーションが置かれていました。
1束いただいて帰りました。

2018年5月12日土曜日

初夏へ



 今年のゴールデンウィークは東京タワーしか行けなかった。
前半の体調が悪かったから。
渋谷と銀座を徘徊しようと企んでいたのだけれど。
でもそのせいか、五月病にはならずにすみそうだ。
あまりに楽しいゴールデンウィークを過ごすとその反動で落ち込むように思う。
昨年は、渋谷でマック赤坂氏を撮影したり結構アクティブに過ごせたけれど、その後がっくりきてしまった。
だいたい予定どおりハッピーなゴールデンウィークだったという人ばかりではないだろう。


初夏を迎えて、
日の入り時刻がとことん伸びてきて、
ドラキュラの外出時間は夜の7時を回るようになってしまいました。
めげそうですが、皆様のブログご来訪を励みにやってまいりますよ。


2018年5月11日金曜日

加計学園問題で元首相秘書官参考人招致



 「よっぽど反社会的勢力を別にすれば、できるだけアポイントの申し出があればお会いすることにしている。」
という柳瀬元首相秘書官の言葉に私は驚いた。
この言葉に呆れ返った様子だったのは、首相秘書官の経験もある無所属の会の江田議員だ。
これは、柳瀬元秘書官が、特区の事業者として申請前に官邸で面会した加計学園が特別扱いだったわけではないと言いたいがための答弁だ。
 しかし、柳瀬元秘書官と官邸で面会した 特区事業申請予定者は加計学園以外にはないのは事実だ。
 昨日、加計学園獣医学部新設を巡る問題で、衆参両院の予算委員会で、柳瀬元秘書官が参考人として招致された。
 立憲民主党の長妻議員の質問により、焦点となっている2015年4月2日の今治市愛媛県との面会より以前の2月から3月に1回、同年6月に1回の最低3回は加計学園関係者と面会をしていたこともわかった。しかし、この間、加計学園の獣医学部新設計画について首相には一切報告はしていないと言うのだ。
 さらに以前の2013年の5月のゴールデンウィークには首相の別荘で柳瀬氏は、BBQやゴルフを加計理事長や事務局長と共にしたことも明らかになった。その際の費用は、誰が支払ったのかは不明だと言う。
 問題の2015年4月2日の愛媛県の面会文書にある「首相案件」と柳瀬氏が発言したことについては、違う形で伝わったのではないかと否定した。
 また、今回記憶が蘇ったことについて、柳瀬氏は、一貫して加計学園関係者とは2015年4月2に面会していると、今井秘書官には伝えていたとも答弁した。
昨年の7月の閉会中審査では、加計学園関係者との面会を尋ねられたわけではないから記憶にないと答えたと言うのだ。

屁理屈というものであろう。
猿芝居を見せられているようでもあった。
昨日の柳瀬氏の答弁を見て、聞いて、誠実に答えていると感じる国民がどれほどいるのだろうか。


2018年5月9日水曜日

雨降る夜に赤の女



 勝手にのぼせて、
勝手に冷めた赤の女への思いだ。
それでもずっと気にはなっていた。
カフェで赤の女を見かけなくなってから久しい。
昨夜は、夏のような暑い日が続いていたのが嘘のように、
雨が降り続いて、肌寒い夜だった。
こんな夜のカフェでは、赤の女に落ち合いたいものだと思った。
francfranc
 雨の雫が落ちないように傘をビニールの長い袋に入れながら、
客席を見渡すと、
並ぶ4席の手前の端が一つだけ空いていた。
並んだ3人の真ん中に、少々個性的な服装のふっくらした女性がいた。
ブルーのトーンの洋服を身に纏っているけれど、赤の女だと思った。
温かいコーヒーを飲みながら、赤の女を覗こうにも、隣の女でよく見えない。
ただ、トレーをテーブルに置きながら赤の女を前から見た時、幼子のようにまた前髪を下ろしているのが印象的だった。
もしも、あんな風に前髪を下ろしたら、私は、自称何歳と言うだろうかな。
一年一年があっという間に過ぎ行くのに、28歳だと言い続けている自分が赤の女よりずっと謙虚であるように思えた。
 最後に赤の女を見かけたのはいつだろう、赤の女がロバの耳をつけていた時だろうか?と考えていたら、隣の女が、席を立った。
その時初めて隣の女がうっとりするようないい女だったことに気が付いた。
さりげなく黒い革ジャンを羽織って、ボブカットの髪から長い首が見えた。痩せた細い体に、白くて柔らかなブラウスが しっとりと女を際立たせていた。長い薄手のスカートが揺れて、思わず目で追った。26歳ぐらいだろうか。
その女がトイレに消えると、赤の女が丸見えになった。
 するといきなり目に飛び込んで来たのは、猫型の藤製のバッグだ。そのバッグは、肩から斜めにかけられていた。猫は黒猫でパッチリとした瞳は、右がブルーで左がゴールドでチャーミングだった。小ぶりのそのバッグは、夜店に売ってるようなものではなく、どこかのブランドものであろう。
洋服は、大きなブルーの抽象的な花がプリントされたチェニックを着ていた。
 トイレに消えた女が戻って、コーヒーカップの載ったトレーを下げようと歩んだ時、店長が駆け寄って、そのトレーを受け取った。女が優しく微笑んで、「すみません。」と言った。
トレーを渡す女と、それを受け取る店長、向かい合う2人と座っている私との距離は、 50センチもなかった。
店長の胸の鼓動が聞こえるようだった。
間も無く「るるる」とお邪魔な音が店内に響いた。
続いて赤の女の、「今行く。」という声が聞こえた。
赤の女が、どでっとした感じで店を後にする時、
「ありがとうございました!」という店長に、赤の女は頭を下げて、雨の中に消えて行った。


ありがとうございましたの言葉に、
頭を下げる客はそう多くはない。
まだ未練があると知った夜でもあった。


2018年5月7日月曜日

写真の無断転載に怒り



当ブログの写真が、
某会社のサイトのトップに大きく掲載されていた。
このようなことは、よくあるとは言え、
いざ自分の写真が勝手に掲載されていると
すこぶる気分が悪い。
この会社にパクられたという人は他にも多数いることもわかった。
航空券の手配やホテル予約の手配もしているようだけれど、
こういうことをしていると、
会社の信用をなくしていくだろう。