既に母を亡くしているので、今日の日の思いは、とても複雑だ。
母に謝らなければならないことがある。
非常に癇に障る「奥さん」という言葉。
真っ暗にならないと、全く外出できないし、ちょっと疲れれば腎臓がイカレルし、できないことが山のようにあるのに。
けれど、とことん了見が狭く出来上がってしまったので「奥さん」という言葉が受け入れられないのだ。
母の深いため息が聞こえるようだ。
広い心の人間に育つようにと、母につけてもらった名前なのに、全く真逆に出来上がってしまったことだ。
いつかは、と思いつつ、もうそうは成り得ないと最近になって確信している。
「奥さん」と呼ばれたことは、これまでに3回ある。その3回の記憶も鮮明に残っている。
今回は、サービス提供事業者の男性責任者だった。
名前で呼びなさいと思った。
後日、「訪問販売じゃあるまいし。」と申し上げた。
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