お家芸である柔道によせる国民の期待は大きい。ロンドン五輪では、手に汗握り応援し、史上で初めて男子金メダル無しに嘆いた人も多いと思う。
光線過敏症で昼夜逆転の生活を余儀なくされている私には、ロンドン五輪の放送時間は、生活時間にぴったりとはまり放送される柔道の全試合を技やルールもわからぬままに夢中で見た。そして、現日本女子柔道監督らの暴力が、国内女子柔道トップクラスの選手達により告発されていた事が昨日になって明るみに出た。しかも、この事実は昨秋に日本柔道連盟が把握していたという。女子柔道選手たちは並々ならぬ決断をして、選手生命をかけて告発に踏み切ったと思う。今日の連盟の役員会見で「見守り」という言葉が使われた。見守りとは、美しくて優しい言葉だけれど、このままということであろう。選手の将来を考えて、告発した15人を調べるつもりもないという。選手の事を真に考えているのだろうか。組織のことだけを考えているようにしか聞こえなかった。寒風に打たれ続けて咲く寒椿のように、女三四郎達も、打たれ続けるのだろうか。
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