先月末から今月初めにかけて、シャンプーの空ボトルと湿気取りの空容器を捨てた。
いずれも、詰め替え用のだ。
水漏れかと思って洗面所の下のいろいろをかき出したら、奥の奥に安住していたのだ。
エコへの思いで、とっておいたのだろう。
でも、髪がゴアゴアになってしまったシャンプーをその空のボトルに再び注入することはなかろうし、詰め替え用湿気取りは、どのドラッグストアにももはや売っていない。
高スコアの断捨離だ。
なぜなら、お茶漬けの素一袋より、ずっとビッグだから。
ところが、とんでもないことが起きたのだ。
先週末、黒い紫檀の洋服ダンスの扉に、小さな小さな白い虫ちゃんが、勝手気ままに歩いていた。
それを見て、ひっくり返りそうになった。
中には大事な、コートがひしめき合って下がっている。
震源地は、赤の皮のコートだ。
ここから格闘が始まり、今なお続いている。
虫対策とともに、断捨離も多少はしなければならなくなった。
洋服ダンス内の洋服はどれも雨に濡れたようにひどく湿気ていた。
昨年5月、洋服にカビが生えて以来、洋服ダンス内に湿気取りを、5個も入れていた。
にもかかわらず、湿気ているのは、洋服がぎゅうぎゅう詰めであることも一因だろう。
お名残惜しい、ブラウススーツのブラウスは、可愛いピンクの袋に入れて、葬った。
春物セーター一枚、 ニットのワンピースとボレロ、スカート、スーツ上着は古着屋に持って行った。
100円ぐらいの値がつくだろうと踏んでいた、25歳の時に買ったニットのワンピース、ボレロは、服の内側のタグが黄ばんでいると値がつかず、大学時代の春物セーターには湿気のシミを発見されて値がつかなかった。
自称28歳の独身OLだから、つい昨日、一昨日の洋服なのに、厳しい査定だな。
虫ちゃんの駆除も難しい。
ドラキュラが殺虫剤で、喘息を起こすものだから。
それを知ってか知らずか、虫ちゃんたちは、あざ笑うかのように歩き続けている。
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