カリスマ美容師に、この際、国際都市にふさわしく美容院も24時間営業にしたらどうかと提案したら、冗談じゃない身が持たない。料金は3倍にせねばと返された。
続けて、月末に同窓会だから18歳に見られる髪型にして欲しいと切に訴えて、完全に無視されたのだった。それを聞いていた助手を勤める青年が、真面目顔で、「そんなのどん引きされますよ。」「年相応が一番です。 」と言った。そんな青年は、これから取る夏休みで東北被災地に美容のボランティアに行くと言うので感心した。
しかし、今の東京の街は杖歩行の人間にはブーブーだ。
JR新橋駅で降りたくても、京浜東北線の上りホームには改札に降りるための下りエスカレーターも無ければ、エレベーターも無いのだ。サラリーマンでごった返す、新橋駅の階段でえっちらおっちらと、杖なんかで降りていられやしない。帰途、銀座に寄り道したくとも、地下鉄何ぞは、長い階段を降りて改札、長い階段を上って地上だ。7年のうちに東京は、優しい街になれるのか?
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