黒木瞳が扮する由美子が言う「私は、医者の娘として誇り高く育てられました」
その由美子の息子と交際を反対されている恋人珠緒が言う「医者ってそんなに偉いんですか」
林真理子原作の小説がテレビドラマ化されて放映されている。
私は毎回見入ってしまった。
そうなんです。医者って偉いんですよ。だからこのブログがあるようなわけです。医者は上流階級であり、居酒屋をやっている母親に育てられた高卒の珠緒は下流だというのだ。
ドラマを見ていて、いろいろな事を思ったり、思い出したりした。
その一つは、病院の駐車場が、さながら外車の品評会のような事だ。お見事なほど、ずらりと並ぶ外車群。それらは、言うまでもなく医者が通勤に使っている、医者のものだ。
患者や病院関係者には、当たり前になっているこの光景を思った。
折しも、優勝したなでしこジャパンの選手への報奨金を、スポンサーのキリンが100万円に増額したという。何が欲しいですかという問いに、選手の一人が軽自動車を買いたいと答えていた。なんと可愛いことか!
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2011年7月23日土曜日
祝!なでしこジャパン
死闘を制した、なでしこジャパン、おめでとう!
被災した人たち、病で苦しむ人たちが、生きる希望と勇気をもらえたと思う。あきらめない気持ちが道を開くと教えてくれた。
数日、勝利に酔っていたけれど、今やまた現実に戻っている。
けれど、あの120分は無心になっていた。その時間だけでもありがとう。
被災した人たち、病で苦しむ人たちが、生きる希望と勇気をもらえたと思う。あきらめない気持ちが道を開くと教えてくれた。
数日、勝利に酔っていたけれど、今やまた現実に戻っている。
けれど、あの120分は無心になっていた。その時間だけでもありがとう。
2011年2月14日月曜日
おえらいナース
今日は、ある病院(3次救急)でのKさんの「見るだけ湿布」のお話です。
Kさんは、もともとリウマチで、その病院にかかっていた。ある日、膝の痛みが増し、熱も高くなったため、入院となった。
熱がリウマチによる熱かどうか、まず検査をしてからと、連日検査でぐるぐると院内を回って検査を受けていた。そんな中、Kさんはノロウイルスに感染してしまった。以前入院で一緒だった顔見知りの青年患者に、院内でノロウイルスが流行出しているらしいと聞いた2日後だった。青年も罹患したのか、その話をしに来てからKさんのところにぱったりこなくなっていた。
リウマチ治療はペンディングになり、まずはノロウイルスの治療となった。すると、やはり膝がどうにも痛くて辛い。せめて湿布が欲しいと看護師に言ったそうだ。すると湿布を持ってきた看護師が言った。「いいですか、湿布はここに置きますが、使わないでください。」「使うと、病院に費用がかかるので」Kさんは、だから湿布が使えないと私に電話してきたのだ。
湿布を持ってきたけど、使うなとはどういうことか?湿布は貼るのではなく、見て眺めるもの?見ているうちに、貼った気分になり痛みが和らぐという事なのか?
昔、一人暮らしの貧乏学生が、おかずを買うお金がなくて、魚の絵を描いてご飯のとなりに置いて、ご飯を食べているという話を聞いたことがあった。私はその話を思い出した。
病院のコスト管理意識が現場看護師にも浸透して、たいしたものだ。
Kさんは、もともとリウマチで、その病院にかかっていた。ある日、膝の痛みが増し、熱も高くなったため、入院となった。
熱がリウマチによる熱かどうか、まず検査をしてからと、連日検査でぐるぐると院内を回って検査を受けていた。そんな中、Kさんはノロウイルスに感染してしまった。以前入院で一緒だった顔見知りの青年患者に、院内でノロウイルスが流行出しているらしいと聞いた2日後だった。青年も罹患したのか、その話をしに来てからKさんのところにぱったりこなくなっていた。
リウマチ治療はペンディングになり、まずはノロウイルスの治療となった。すると、やはり膝がどうにも痛くて辛い。せめて湿布が欲しいと看護師に言ったそうだ。すると湿布を持ってきた看護師が言った。「いいですか、湿布はここに置きますが、使わないでください。」「使うと、病院に費用がかかるので」Kさんは、だから湿布が使えないと私に電話してきたのだ。
湿布を持ってきたけど、使うなとはどういうことか?湿布は貼るのではなく、見て眺めるもの?見ているうちに、貼った気分になり痛みが和らぐという事なのか?
昔、一人暮らしの貧乏学生が、おかずを買うお金がなくて、魚の絵を描いてご飯のとなりに置いて、ご飯を食べているという話を聞いたことがあった。私はその話を思い出した。
病院のコスト管理意識が現場看護師にも浸透して、たいしたものだ。
2011年1月28日金曜日
2011年1月1日土曜日
ぐーたらナース5
隣のベッドの原さんは、毎日食事が摂れないようだった。2人部屋で私が入院した時、すでに原さんはいた。最初は言葉を交わしたけれど、日に日に衰えて行くようだった。そして、隣からため息だけが聞こえてくるようになって、数日すると、原さんは「トイレまでとても歩けそうにないわ」と弱々しいく言った。私が、ナースコールで看護師さんを呼んで付き添ってもらうように言うと、原さんはナースコールを押したようだった。
すると、やってきたのは、おそ松副師長(ぐーたらナース4)だった。おそ松副師長は、原さんの身体を支えるでもなければ、手を取るでもなく、よろめいた原さんは、壁をつたいながら、スリッパをひきずって、恐るおそるという感じで病室を出た。その後、原さんは、なかなか戻ってこなかった。どうしたのだろうと心配していると、賑やかな人の声とともに原さんが戻ってきたが、原さんは車椅子に乗っていた。そしてなんと、驚いたことに、その車椅子を押しているのは、パジャマ姿の患者達だ。トイレの前で倒れているのを、他の患者が見つけ、車椅子を探し、患者3人でなんとか車椅子に乗せて来たというのだ。
おそ松副師長は、原さんをトイレに入れた後、いなくなり、用を済まして出ようとした原さんは、ドアを開けてそのまま倒れてしまったらしい。トイレの隣は、ナースステーションだ。しかも、ナースステーションとトイレはつながっている。一体ナース様達は何をしていたのだろう。(登場人物の名前は全て仮名です)
すると、やってきたのは、おそ松副師長(ぐーたらナース4)だった。おそ松副師長は、原さんの身体を支えるでもなければ、手を取るでもなく、よろめいた原さんは、壁をつたいながら、スリッパをひきずって、恐るおそるという感じで病室を出た。その後、原さんは、なかなか戻ってこなかった。どうしたのだろうと心配していると、賑やかな人の声とともに原さんが戻ってきたが、原さんは車椅子に乗っていた。そしてなんと、驚いたことに、その車椅子を押しているのは、パジャマ姿の患者達だ。トイレの前で倒れているのを、他の患者が見つけ、車椅子を探し、患者3人でなんとか車椅子に乗せて来たというのだ。
おそ松副師長は、原さんをトイレに入れた後、いなくなり、用を済まして出ようとした原さんは、ドアを開けてそのまま倒れてしまったらしい。トイレの隣は、ナースステーションだ。しかも、ナースステーションとトイレはつながっている。一体ナース様達は何をしていたのだろう。(登場人物の名前は全て仮名です)
2010年12月16日木曜日
医者の品格
これまでの私の経験では、医師が他の医師の診断や見解と異なることを言う場合、『私はこうだと思う』というように「私」を必ず始めに言われる。それは、暗に『他の見解もあろうけれど』を含ませているように思う。そして言葉のおしまいは「思う」で終わり断定しない。
あるいは、「○○先生のようなお考えもあるでしょうが」というように一応、相手の医師にも、敬意を払った言葉があったりした。
ところが今回は、医師が他の病院の医師のことを素人と言い、おまけに素人に「め」までつけた。「め」を漢字に当てると「奴」だ。辞書には、人をののしったり、卑しめたりする時に用いるとある。私は、以来その医師の受診をためらっている。
2010年8月9日月曜日
患者心得3
健康な人に病気の苦労をわかってもらおうとするのは、土台無理な話である。
4年前サッカーW杯の時、私は重体になってしまった。幸か不幸か、生き返って、数週間して迎えた誕生日に、友人(親友)から携帯にメールが届いた。
『あんこ、お誕生日おめでとう!どこでお祝いしてるのかな♪』と。
彼女には、入院していることも伝えてある。病名(難病)もずっと以前に伝えてあった。なのにどうしてこんなメールを送ってくるのだろう?文章のおしまいには、ご丁寧に音符までくっついていて、私はがっくりした。
彼女は、カタカナの病名もおいしいスイーツの名前ぐらいにしか、思っていないのだろう。4年前の誕生日から、彼女とのことが、思い出だけになったのだった。
4年前サッカーW杯の時、私は重体になってしまった。幸か不幸か、生き返って、数週間して迎えた誕生日に、友人(親友)から携帯にメールが届いた。
『あんこ、お誕生日おめでとう!どこでお祝いしてるのかな♪』と。
彼女には、入院していることも伝えてある。病名(難病)もずっと以前に伝えてあった。なのにどうしてこんなメールを送ってくるのだろう?文章のおしまいには、ご丁寧に音符までくっついていて、私はがっくりした。
2010年7月15日木曜日
2010年7月14日水曜日
2010年1月18日月曜日
となりの患者3
これまた正確には、となりのとなりの患者だった。80歳を少し過ぎた感じの老婆が入院してきた。病室は、3人部屋でベッドは2床空いたので、一つベッドを隔てて私と老婆は両端になった。
老婆は夜更かしだった。11時半にやっとテレビを消したかと思ったら、まもなく、ぼそぼそと声が聞こえてきた。空耳かと思ったそれは、お経だった。
そっとカーテンを指で開けると、老婆はベッドの上に座っていた。老婆もカーテンを閉めているが、ベッドの灯りで、シルエットが映っているのだ。お経は、10分程度唱えられ、終わると直ちに、「ゴー、ゴー」と猛獣の鳴き声のようなイビキが鳴りやむことなく続いた。
その後も、お経は、連日連夜続いた。お経を唱え終わると、疲労と満足感でいっぱいいっぱいになるのか、老婆は、ばさーっと倒れ込むように眠り、高いイビキが始まる。0時近くに始まるお経といい、80歳の高齢者のイビキとは思えない猛獣のようなイビキといい私には大迷惑だった。
老婆の手術が明日に迫った晩は、すさまじかった。お経が始まったかと思うと、ギシギシとベッドのきしむ音が同時にしている。私は、怒りと怖い物見たさから、思わず目の前に垂れるカーテンを指でそっとよけて老婆の方を見た。「ナンマンダー、ナンマンダー、ナンマンダー」繰り返されて、お経も佳境を迎えたようだった。ベッドの灯りでオレンジ色に染まったカーテンに映る老婆の上半身は、上下に激しく揺れている。それと一緒にベッドも揺れている。一心不乱にお経を唱える老婆は、さながら祈祷師だ。
その日のお経は、いつもより15分の延長戦となった。そして翌日の手術は無事すんだのだった。従って、お経を止めるはずもなく、それどころか、一層気合いが入って、その後もお経といびきは、続いたのだった。
老婆は夜更かしだった。11時半にやっとテレビを消したかと思ったら、まもなく、ぼそぼそと声が聞こえてきた。空耳かと思ったそれは、お経だった。
そっとカーテンを指で開けると、老婆はベッドの上に座っていた。老婆もカーテンを閉めているが、ベッドの灯りで、シルエットが映っているのだ。お経は、10分程度唱えられ、終わると直ちに、「ゴー、ゴー」と猛獣の鳴き声のようなイビキが鳴りやむことなく続いた。
その後も、お経は、連日連夜続いた。お経を唱え終わると、疲労と満足感でいっぱいいっぱいになるのか、老婆は、ばさーっと倒れ込むように眠り、高いイビキが始まる。0時近くに始まるお経といい、80歳の高齢者のイビキとは思えない猛獣のようなイビキといい私には大迷惑だった。
老婆の手術が明日に迫った晩は、すさまじかった。お経が始まったかと思うと、ギシギシとベッドのきしむ音が同時にしている。私は、怒りと怖い物見たさから、思わず目の前に垂れるカーテンを指でそっとよけて老婆の方を見た。「ナンマンダー、ナンマンダー、ナンマンダー」繰り返されて、お経も佳境を迎えたようだった。ベッドの灯りでオレンジ色に染まったカーテンに映る老婆の上半身は、上下に激しく揺れている。それと一緒にベッドも揺れている。一心不乱にお経を唱える老婆は、さながら祈祷師だ。
その日のお経は、いつもより15分の延長戦となった。そして翌日の手術は無事すんだのだった。従って、お経を止めるはずもなく、それどころか、一層気合いが入って、その後もお経といびきは、続いたのだった。
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